曳家職人とは?曳家のライバルは、大工と工務店?
建設業界でも「曳家」という言葉を知らない方が増えています。曳家とは、お城や旧首相官邸、古民家など保存したい建物を、解体せずにそのまま動かす技術。家を曳く(動かす)だけでなく、地震で変形した建物や、地盤沈下した家屋の修復も手掛けます。
曳家の技術が必要とされる代表的な現場は、古民家修復再生の現場ですが、曳家の最大のライバル業者は、実は同業の曳家職人ではなく、大工さんです。「修復するより建て替えた方が安いですよ」――大工さんは、よほどのマニアでない限り、「古民家修復再生」よりも「新築」を選びたがります。新築案件のほうが、自分のペースで仕事を進めることができ、売上も大きくなるのだから当然です。
しかし最近は、にわか業者とも言うべき「意匠系古民家再生業者」も増えてきました。大手ハウスメーカーとの差別化のために、「古民家再生」を謳っている地方の工務店、ちょっとラジオCMを流しているような地方の工務店などが目立ちます。そして、こうした工務店、古民家再生業者の中には、誤った方法で「古民家再生」を行っている業者が少なくありません。
この岡本とか言う人も胡散臭い