復興の最前線で働いてきた私
東日本大震災から7年。
メディアが久しぶりに復興事業を取り上げる時期がやってきました。ずっと復興事業の第一線で働いてきた私にとって3月11日は、決意を新たにする日でもあります。
私は今、環境省の委託監督職員として、東日本大震災の復興事業に従事しています。元々は建設関係の国家公務員でしたが退職し、大津波で被害を受けた岩手県宮古市での宅地造成事業などを経て、福島県にやって来ました。
福島第一原発事故に伴う放射能汚染廃棄物の処理、復興に向けた各市町村との調整など、監督支援業務に就いてから、はや3年以上。一日も早い復興に寄与すべく、地元自治体の首長さんはじめ、住民皆様のご理解・ご協力を賜りながら、驕らず真面目に取り組んでおります。
復興の最前線では「東北復興のために」とか難しいこと、かっこいいことを言う人は、求められていません。実務がすべてです。
確かに「特殊勤務手当は6,600円」ですが、基本給は6,400円(福島県の最低賃金798円/時)で働いている作業員がほとんどです。もちろんボーナスなど出ません。手取りの年収で300万円位なのが現実です。