積算通りの工法と機械で施工せよ!
最近、私は愕然としました。公共工事の現場で、あの「変な風習」が復活してきたのです…。
発注者の言い分はこうです。
「積算で計上している機械が現場での施工に使われていない!積算と同じ機械を持って来て施工せよ!」
「施工方法、積算歩掛と違う!積算通りの工法で施工せよ!」
…こんな時、受注者の皆さんは、どう対応していますか?
おそらく、発注者の言われるとおりに変更することが多いのではないでしょうか?
もしくは、写真記録を残すためだけに、わざわざ積算に合わせた機械を調達して、 積算と同様の工法を実施しているフリをする…。
まったく意味のない、意味不明な行為ですが、発注者の言いなりにならざるをえない実体が現場にはあります。
発注者の監督員の能力が低い人が多く疲れます。自分を保守する事ばかり考え 物事の決断や判断が遅い。しわ寄せは全て現場に来るので参ります……能力の高い監督員に当たると 現場も順調に進むので自ずと利益も増えます。
益々、発注者監督員の能力が低い人、増えます。
間違いなく。
今、技術力のない先輩が、後輩に何を伝えるのか?
伝えることが出来るのか?
出来ません…。
悲しい現実かと。
施工面積が大きければ安くなるのは当たり前。
発注者の指定があればその通り施工する。建設業法
今は、責任施工なので発注者は施工に関してどうこう言えませんが・・・