現場監督2名体制の新築工事で地獄
引き渡しを完了したばかりの某保育園の新築工事は、近隣住民の反対運動もあって、地獄の日々でした。
現場監督2名による総工費数億円の工事でしたが、建設許可の関係で着工時期が遅れ、工事期間は約5ヶ月。
流石に保育園の新築だけあって、監理事務所の設計事務所先生は、官公庁ばかりやってきたベテランの大先生でした・・・。
設計事務所に施工計画書を再提出
まず、この保育園の新築工事では、なかなか着工に踏み切れないことが、とてつもないプレッシャーになりました。
万が一、納期に間に合わない場合、当然請け負った会社の責任は重大です。
工程表通りに、自分のペースで工事を進めないと間に合わないのに、着工できない!――そんな時の現場監督の心境たるや、その緊張感を理解できるのは、同じ現場監督のみではないでしょうか。
着工前に施工計画書を提出するも、設計事務所からは赤ペンチェックで再提出の指示。さらに訂正して提出するも、そもそも全体的に計画書のページ数が少ないと指摘され、
「それなら最初に訂正箇所を全部言ってくれよ!」
なんて、言えるはずもなく・・・
「はい、分かりました。」
と答え・・・。
そんなこんなで現場が始まったら始まったで、書類と図面と現場確認で建方が終わる頃まで、心身共に厳しい地獄の日々が始まります。