山岳トンネル工事の切羽の監視は非効率
山岳トンネル工事では、24時間連続して掘削作業をする。そのため、作業班を昼夜に分けて工事を進めていくのが一般的だ。
作業交代時には、トンネルの切羽(掘削面)の状態を継続的に監視できるよう、切羽地盤の硬軟や不安定性に関する情報を切羽監視責任者を選任するなどして次の班に引き継ぐ必要がある。
しかし、切羽は安全確保のため吹付けコンクリートで覆ってあるため、地盤の硬軟など具体的な位置を直接目視で確認することができない。しかも、詳細な位置を把握するには、切羽と図面等を照合しながら作業する必要があり、トンネル工事では時間と手間を要するのが課題となっていた。
こうした課題を解決するため、大手ゼネコンの大成建設は、株式会社富士テクニカルリサーチ、マック株式会社、古河ロックドリル株式会社と共同で、山岳トンネル工事における切羽(掘削面)をスクリーンにして、地盤情報を投影できる画期的な装置「切羽プロジェクションマッピング」を開発した。
これはいいですね。
簡単そうだし、うちの現場でもやってみようかな。