資材調達に苦労する海外の建築現場
海外の建築現場では、資材・材料の調達に苦労する。
特にアフリカでは、その地域の特殊性も加わり、アジアの現場よりも難しくなる。
図面に記載されている資材をそのまま調達したいのは当然だが、現地調達が基本となるので、性能や成分が違ったり、寸法や厚さが合致しなかったりする。
しかも、図面は日本の建築現場の常識に従って、日本で描かれているから、国や地域性は一切考慮されていない。
何とか似たようなモノを探すわけだが、在庫切れで入手まで半年も掛かったり、提出する見本品が一切揃わなかったり、タイル一枚決めるのさえ容易ではない。
さらに、このガーナの現場では、資材・材料の調達をめぐって悪い事件が起きた。賄賂だ。