下関北九州道路の実現に腐心するキャリア官僚
見坂茂範さんは、京都大学大学院で耐震工学を学び、建設省(現・国土交通省)入りしたキャリア官僚だ。現在は福岡県県土整備部のトップとして、今年4月に「忖度発言」で物議を醸した下関北九州道路の早期実現などに向け、多忙な日々を送っている。
国交省キャリアと言えば、日本の国土政策、インフラ整備の要を担うエリートだが、転勤や長時間労働などハードワークのイメージもつきまとう。能力だけでなく、強い使命感がなければ務まらない仕事のようだ。
見坂さんはなぜ国交省に入ったのか。国交省の仕事のやりがい、魅力とはなにか。国交省に向いている人とはどのような人間か。いろいろ話を聞いてきた。