試験練りって何の意味があるんだろ?
先日、久々に試験練りしました。
かれこれ30年以上、今の形が確立されているにも関わらず、試験練りって何の意味があるんだろ?って思ってしまうわけです。
吹付モルタルの場合、1:4モルタルを練るわけですが、経験的にほぼ99%に近い確率で強度出ますよね?
って書くと、イヤイヤ出なかった事あるある!って言われる方もいると思います。私も強度が出なかったことあります(笑)。
その時の何故出なかった?って事を考えてみました。
- 水の量
- 配合間違い
- 練り混ぜ時間
- コアの抜き方
- 砂の種類
- 気温
- 供試体の作り方
ざっと原因はこんな感じでしょうか。
強度が出ない原因は?
1.水の量
水の量は、まあ間違う可能性は多少なりありますよね。
職人が勝手に吹きやすい量に変えてしまっていることもありますから(試験練り時は注意)。
しかし、ここで多少W/C(水セメント比)が変わったとしても強度は出ます。
2.配合間違い
配合間違いは無いです。ほぼ無いに等しいと思います。
ココ間違える人は致命的なので基礎から勉強して下さい。
3.練り混ぜ時間
練り混ぜ時間は特に気にせずでOKです。ココが短いから強度が出ないも考えにくいですね。
たしかにかなり短かったら撹拌が上手くいかずにバラツキがでることもあります。
しかし、試験練りですからそこは考えにくい。
こんど、非JISの試し練りの立会いに行きます。それに向けて配合の知識を勉強中。コンクリ技士の言われるがままにならないようにしたく思います。
そのスタンスでは良くない方向に向いてしまうと思います。協力し合って良い結果を生み出した方が良いと思いますが。。。