改修工事が技術者を進歩させる
こんなことになるは、与えられたものに何一つ疑問を持たず、もっと現場の施工者が分かりやすいように工夫しよう!ちゃんとした建築を造ろう!という、図面が本来果たすべき役割を残念ながら分かっていないからだ。
決まり切った平面図、断面図だけを描いて終わりだと思っているのだろうが、図面の中に完成の3次元の姿図を入れたり、展開図の代わりにパースを描き入れるなど、いくらでも表現方法はあるはずだ。
基本が大切だが、その上にさらに何かを付け加えていくこと。もっと上手く表現する方法はないか?と常々考えていれば、ドンドン色々なアイデアが湧いてくるはずだ。
既成概念だけに凝り固まっていては、現状は打破できない。多くの先輩がいて、とてもそんな冒険はできないよ!と言う人もいるだろうが、それを言うなら一度でもそんな提案を先輩にしたことがあるのかどうかを聞きたい。言っておくが、そんなに難しいことではない。
改修工事は面倒だが、図面を描く立場であろうと、現場の施工管理の仕事であろうと、間違いなく建築技術者を進歩させる。
どんなに経験豊富な技術者でも、100%の確信が持てないことはたくさんある。そんな時は、出来るだけ現場に出向くことが、解決策に導いてくれることが多々ある。
自分で考え、実践してみることが進歩の近道だ。若い人には是非、挑戦してほしい。
実務的な良い記事
土木ですが、設計図面ではなく、参考図面と入れた方が良いと思いますw
今までの経験では、主にインフラ関係は図面があてにならない。
酷いと耐震改修なのに、既設躯体がCBとか有り得ない状況がありましたね。
既設調査は大事です。