枠内清掃を考える
先日、現場で枠内清掃の話になりました。枠内清掃してますか?この清掃はどこまでやりますか?
恐らく、この次の工種によっては多少考え方が変わってくると思います。例えば、コンクリート吹付になった場合だと、一般的に下記のような範囲の清掃でしょうか?
端部を重視でハンマーで叩く感じでしょうね。ただ、ラスがしっかり噛んでいるので思ったよりも取れません(笑)。
だから、この上に吹付けする際は、端の一番高い部分を基準に吹付厚を設定すると出来形不足にはなりません。
と言う事は、枠内の清掃しなくていんじゃね??って事も考えてしまいますよね。清掃する部分を2cmと仮定してそれ以上に吹けば・・・。
昔は、枠内清掃はやっていなかった
そもそもこの枠内清掃というのは特に概念が無く、決まりがありません。決めるのは監督の目です。そう、見た目ですね。
掃除してあるな!って思えばOKでしょうし、これじゃぁって思われればダメでしょうね。そもそも昔は枠内清掃ってやっていなかったように思います。25年位前です。
しかし、どこかのタイミングで枠内の端の出来形不足を緑化で指摘されて以来、はつったり叩いたりして清掃をするようになったと思います。
その当時は「この部分だけ草が生えないだろっ、厚みが薄くなるだろ!」と言われていました。実際の品質的にはしっかり厚みさえあれば問題ないようには思いますけど。
緑化にしてもコンクリート吹付にしても、やはりある程度の清掃は要求されるでしょう。流れとしてコレを回避することは難しいです。やらないよりは、やったほうが良いですから。
しかし、こうやって他社の監督の方と話をするのは非常に楽しい!新しい気づきやブログのネタを沢山頂けます!!先日も楽しかった!
普段何気なく行っている事をしっかり考えて、なぜだろう?って思う事って大事ですよね。我々は、今の仕事に慣れすぎているのかも知れません。
思考停止が一番ヤバイですから!常に考えていきましょう。そして、やはり現場はイロイロな事が起きるので楽しいです。イイ事も、悪い事も起きてこそ楽しさです。
※この記事は『新エンタの法面管理塾』の記事を再編集したものです。