紙を使い続ける人は時代遅れか?
今、日本中でペーパーレス化が進んでいる。建設業界においても、ペーパーレスの方針が少しずつだが浸透してきている。
成果品の電子納品は、建設会社でも建設コンサルタントでも当たり前になりつつあるし、資料のやり取りはメールなどを介してデータで行われるのが普通だ。
たとえば、報告書はワードやPDFであったり、図面であればCADデータであったりと、少し考えただけでも日常的に電子データが飛び交っている。
一方で、紙に打ち出す人は、実は今も多いように感じる。人によっては「データでちょうだい」という方もたくさんいるが、紙に出してほしいと主張する人も多い。
それを「なんだ?この古い考え方は」と、足蹴にしてしまうのもどうなのか?と私は思う。
なぜかというと、“理由があって”紙にプリントアウトしている人が少なくないからだ。その理由とは何か?
紙出しは確かにメリットがたくさんありますが、あくまで個人レベルで行うものに留め、役所や元請けは全てデータで対応して欲しいですね。
印刷やインデックス貼付が本当に手間なので。
図面は、紙が絶対にいいです。
三角スケールで計れて、ざっとした数値は把握できます。
ゼネコンでは最近、ipadに図面をpdfで入れて使用していますが、三角スケールで計れないような図面を使用しているからとんでもない間違いが起きているのではないかと感じています。
いくら契約図面とはいえ、単純な数値間違いを含め、でたらめな図面が多いのが現実です。
三角スケールがあれば、現場で気づくことができます。
なんでもデジタル化ということに疑問を感じる一人です。