ただのガス抜きが思わぬ展開に
正直腹は立ったが、こんなことは今まで何度も経験してきた。現場だけではなく、他のゼネコンでもいくらでもあり、いちいち腹を立てていたら始まらないと、ただただ自分の感情が乱れないよう気を付けている。
ただ、自分の中だけにその気持ちをため込みすぎてしまうと、それが小さなきっかけで爆発するかもしれないので、しっかりガス抜きをすることが大事だと心得ている。
今回の場合はガス抜きの方法として、派遣会社の私の担当にメールを送った。事情を話し、多少愚痴を交え、それだけでガス抜きをしようと思ったのだが、思わぬ展開になった。
私の話を聞いた担当者が「それは酷いパワハラだ!」と言いだし、所長の上の人間に直接連絡して抗議したのだ。
担当者から話を聞いた所長の上の人間も『それは酷い!』と思ったらしく、私に直接電話がかかってきた。
改めて事情を説明すると、「本人にはきつく話し、今後そんなことはないようにするから、今回はここだけの話にしておいてくれないか?」と言われた。
私は事を大げさにしようなんて全く思っていないので、了承して電話を切ったが、話はそれだけでは終わらなかった。
数日後、所長に呼ばれた。すると怒った顔で、「何もできねぇくせに上に言いつけてんじゃね~よ!」と言いだした。
それ以来、ネチネチネチネチ…色々言われているが、そんなくだらないことで感情が乱れていては私にとって損になるだけなので、ただただ淡々と業務をこなして過ごしている。
「パワハラ」で私が思うこと
現場でこんなことが起こっているが、恐らく私はまだマシなほうだ。世間には、人には言えないようなパワハラを受けている人がたくさんいるだろう。
どうにかしなくては、と真剣になって解決しようとしてくれる周りの人間がいないから、パワハラはなくならないのではないだろうか。ただただ形式通り、上から注意すればそれで解決すると思っている人間が多すぎるように思う。
本当に困ってる人が、覚悟を決めて誰かに相談しても、大半が『こんなことになるなら相談なんてしなければよかった』と思ってるんじゃないだろうか?
パワハラに負けずに頑張れ!と口で言うのは簡単だが、耐えながら仕事を続ける精神的な疲労は、心身をドンドンむしばんでいく。
表面上、綺麗なことを言っている人がたくさんいるが、そもそも世間の考える基準が狂っているように思う。被害を受けてる人の視線に立った考え方になっていない。
パワハラを訴えようとしている人の大半は、パワハラを会社に話した瞬間、クビも覚悟している。そもそも、その後も同じ組織の同じ部署にいられるハズがないし、同じ組織にいたいとも思わない。
本当に困って、最悪自殺する人さえいる中で、今と同じ働き方・やり方を継続させていては、問題は何一つ解決しない。
もっともっと会社の社員に対してキメの細かい配慮をし、会社上層部に対しても指導をしていかないと、悲劇は増え続けるだけだ。
その理不尽な報復について更に言い付けてほしいと思いますが、当事者はそうはいかないのでしょうね・・・
>私の話を聞いた担当者が「それは酷いパワハラだ!」と言いだし、所長の上の人間に直接連絡して抗議したのだ。
その担当者も(形だけでも)ちゃんと仕事しないと
上司からパワハラされますからね。
(^^)
普通にアウトです。
うちの会社なら二発目で所長交代