土木・現場監督が嫌われる行動【前編】
建設業の現場監督といえば、職人さんや発注者さんと良好なコミュニケーションをとることが必須ですよね!
そこで今回は、それぞれに嫌われてしまう行動を解説していきますので、一緒に学んで、良好な人間関係をつくれるようにしましょう!
解説する視点は、公共事業の土木現場・民間建設会社に勤める若手・中堅の土木技術者の視点と、現場所長の視点から、嫌われてしまう行動を解説していきます!
この記事は、前編・後編の2部構成で、前編(対 職人編)と後編(対 発注者編)の10項目を順番に解説していきます。少し項目が多い、かつぼくの個人的主観がかなり入っていますが、最後までお付き合いしていただければ嬉しいです(笑)。
前編(対 職人編)
- 打合せどおりの段取になっていない
- 工程が二転三転する
- 図面等の資料をわたすのが遅い
- 話している内容に根拠がない
- 上から目線で話をする
- 現場に出てこない
後編(対 発注者編)
- 何かあればすぐに設計・図面が悪いと言う
- 地元対応をすべて発注者へ振る
- 竣工間際になってお金が足らないと言う
- 前任者には口頭でOKをもらっていたと言う
人によって嫌いなことは変わってくるのでは?
ジョウ所長
でも今回解説する内容は、ぼくが今まで出会ってきた職人さんや、いろいろな人たちの何気ない会話の中から聞いた内容をまとめています。
この記事を読んでくれている人にも、「そうそう!そうやねん!」と言ってもらえると信じて、今回の記事にまとめます!(笑)
対 職人編:①打合せどおりの段取になっていない
「打合せどおりの段取になっていない」とは、つまり、現場へ入る前に事務所で打合せした内容の準備や工程になっていないということですね(^_^;)
例えば、大工さんであれば施工初日は25tレッカーを元請けにて用意するや、鉄筋屋さんであれば10mごとにある躯体の目地位置には墨を出しておくなど、あらかじめ打合せ時に約束したことが現場でできていないと、めっちゃ嫌われる原因になります!
深堀りポイント
職人さんから事前に要望されて元請けとしてOKしたならば、その約束は必ず守るのがルールです!もしできないのであれば、前日のお昼までに必ず連絡するのがルール!
まぁ連絡したから了承してもらえるかは不明ですけどね、、、、、、やっぱり決めたことを守らないと、、、それは嫌われます!
対 職人編:②工程が二転三転する
工程が二転三転すると人員手配と人員配置ができないですよね。職人たちは通常、複数現場を掛け持ちしています。なので、1つの現場の急な予定変更に合わすことはできないのです(;´Д`)
つまり、事前に決めた工程がめっちゃ大事ってことです!
例えば、当初打合せ時は2週間後の月曜日から着手の約束をしたと仮定して、打合せ4〜5日後に「着手は更に1週間遅れます」と連絡して、さらに打合せ8〜10日後に「着手はやっぱり当初どおりにしてほしい」など、元請けの意見が二転三転すると嫌われます!
深堀りポイント
職人さんの親方は一旦、当初工程のキャンセルを聞いたとき、職人を遊ばせないようにするため、その穴を埋める目的でいろいろ手配をします。
例えば、他の現場へ応援へいったり予定をいれるってことですね。そんな中、「やっぱり当初どおりに来て!」なんて言うと、そりゃあ嫌われます!
対 職人編:③図面等の資料をわたすのが遅い
図面・施工図を渡すのが遅いとセパや段取り鉄筋を用意できないということです。職人さんっていうのは、現場に入場するまえに準備するモノがたくさんあるから困りますよね(;´Д`)
もちろん当初契約した図面のままで施工できるのであればOKなんですが、例えば、施工図を作図して当初図面と違いがある場合などは、職人たちが事前に用意したモノが微妙に合わないときが悲劇、、、です。
深堀りポイント
ここは単純に、当初の契約図面から施工図を経由して構造物や展開図が変わる場合は、すぐに連絡と資料をメールして連携することが大事です!
職人が現場に来てから言うなんて問・題・外っ!!!!それは嫌われます!
みんなセコカンを辞めるべきw
対価に見合わない
ほんとセコカンなんて絶対やらない方がいいですよ。この記事の内容みたいにバカな職人どもに気を使わせなきゃならないことが多すぎる。