パラレット工法とは、東亜建設工業によって開発されたグラブ浚渫工事の新工法のことで、原理的には、GPSでトランスポンダー(耐振動型ジャイロセンサー)を内蔵した汎用型バケット(23m3)を誘導、爪型ツースを地盤に貫入させた後、バケットを誘導/回転することで、掘削箇所の重複部分(ラップ量)を減少させ早期施工に寄与するものである。尚、パラレット工法においては、浚渫船の位置/ブームの起伏角度をベースとして掘削位置を割り出し、オペレータがバケットの方向を調整するものであるが、自動システムも組み合わせることも可能とされる。ちなみに、かねてから従来型の浚渫工事においてはグラブ浚渫船を使用され、掘削位置が重複するように施工するものとされているが、ラップ量の増加から作業効率の低下が懸念されていた。
パラレット工法
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