油圧ショベルで漢字を書くと、一番難しいのは「令・和・平・成」どれか?

建設機械で書道、「令和」「平成」を書く

日本キャタピラーが、建設機械で書道パフォーマンスをおこなった。

使用した建機は、管工事などでよく見かけるミニ油圧ショベル(Cat 303E CR)。

バケットの先に取り付けた筆で「平成」と「令和」の文字を書きあげると、日本科学未来館の会場に集まった約300人の観客から大きな拍手が沸き起こった。


油圧ショベルで書くと難しい漢字

油圧ショベルの運転手を務めたのは、埼玉県秩父市にある日本キャタピラーD-Tech Centerのデモンストレータ、中さん。

当日使用したのはマシンガイダンス仕様のショベルだったが、 マシンガイダンスは使わず、中さんの操作のみで完成させた。

令和を書き上げた日本キャタピラーD-Tech Centerのデモンストレータ 中さん

「実際の施工現場のほうが技術や精度を問われるので、プロのオペレータであれば、練習すればそれほど難しいことではない」と中さんは言う。

油圧ショベルで書いた新元号「令和」

ちなみに、油圧ショベルで書く漢字の難しさは、「成」「令」「和」「平」 の順らしい。

ショベルカーの動きとして「縦の動きは簡単」だが、「ななめの線は2つのレバーと旋回を調整しながら書いていくので技術力が問われる」(中さん)からだ。

『工事中!』~立ち入り禁止!?重機の現場~

現在、建設業ではベテランのオペレータもどんどん減って人手不足になってきている。

日本キャタピラーの広報は、今回の書道パフォーマンスについて、「令和の時代を担う子どもたちに建機をもっと身近に感じてもらい、担い手不足解消の一助になれば」と語る。

日本キャタピラーが建機による書道パフォーマンスを披露したのは、企画展「『工事中!』~立ち入り禁止!?重機の現場~」での一コマ。

同展は日本科学未来館で5月19日まで開催中だ。

https://twitter.com/kojichu2019/status/1114360433610088448

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