建設機械で書道、「令和」「平成」を書く
日本キャタピラーが、建設機械で書道パフォーマンスをおこなった。
使用した建機は、管工事などでよく見かけるミニ油圧ショベル(Cat 303E CR)。
バケットの先に取り付けた筆で「平成」と「令和」の文字を書きあげると、日本科学未来館の会場に集まった約300人の観客から大きな拍手が沸き起こった。
油圧ショベルが書道パフォーマンスを行いました!気になるその字は…新元号の「令和」。日本キャタピラーのデモンストレータが繊細な筆使いで見事に書き上げました。※企画展「工事中!」https://t.co/gO8G8flmp2 プレス向けイベントとして開催 #未来館 #企画展工事中 #重機 pic.twitter.com/i87zhhbSQk
— 日本科学未来館 (@miraikan) April 5, 2019
油圧ショベルで書くと難しい漢字
油圧ショベルの運転手を務めたのは、埼玉県秩父市にある日本キャタピラーD-Tech Centerのデモンストレータ、中さん。
当日使用したのはマシンガイダンス仕様のショベルだったが、 マシンガイダンスは使わず、中さんの操作のみで完成させた。
令和を書き上げた日本キャタピラーD-Tech Centerのデモンストレータ 中さん
「実際の施工現場のほうが技術や精度を問われるので、プロのオペレータであれば、練習すればそれほど難しいことではない」と中さんは言う。
油圧ショベルで書いた新元号「令和」
ちなみに、油圧ショベルで書く漢字の難しさは、「成」「令」「和」「平」 の順らしい。
ショベルカーの動きとして「縦の動きは簡単」だが、「ななめの線は2つのレバーと旋回を調整しながら書いていくので技術力が問われる」(中さん)からだ。
『工事中!』~立ち入り禁止!?重機の現場~
現在、建設業ではベテランのオペレータもどんどん減って人手不足になってきている。
日本キャタピラーの広報は、今回の書道パフォーマンスについて、「令和の時代を担う子どもたちに建機をもっと身近に感じてもらい、担い手不足解消の一助になれば」と語る。
日本キャタピラーが建機による書道パフォーマンスを披露したのは、企画展「『工事中!』~立ち入り禁止!?重機の現場~」での一コマ。
同展は日本科学未来館で5月19日まで開催中だ。
https://twitter.com/kojichu2019/status/1114360433610088448