この話は、私の友人の実家での出来事です。
もともとは畑だったところを造成地にして、住宅地として売りに出すことにしたそうです。複数あった区画もほとんどが売れて、住宅が建てられていきました。
ここまでは順調だったようですが、最後まで売れ残っていた土地を大富豪が契約した後から、生活が一変したそうです。
工事が始まるとやりたい放題
家を建てる場合、通常であれば近隣住人への挨拶や、振動騒音が伴います等の看板、ビラ配りを行うのが普通ですが、そういったことが一切なく、いきなり工事が始まったそうです…。
しかも、深夜まで作業が続き、近隣住人からの苦情やトラブルが絶えず、警察沙汰にまで発展。最終的には、地元の建築住宅センターや労働基準監督署からの指導が入り、工事は一時ストップすることに。
建築工事の看板すら立てていなかったので、看板の設置と、緊急連絡先や有資格者の氏名の掲示など、様々な指摘を受けたそうです。
施主から住人に対して嫌がらせが始まる
工事の中止期間を終えて、作業に取り掛かるわけですが、今度は、施工が住人数名に対して嫌がらせをするようになったそうです。嫌がらせの内容は以下の通りです。
- 車のタイヤに釘を刺され、パンクさせられた。(3世帯、車6台ほど)
- 昼夜問わず大きな振動・騒音
- 睨みなどの威嚇行為
以前から住んでいる住人たちは、毎日不安や恐怖と戦っていたそうです。その話を聞いた近隣住民も、委縮して怯えていたそうです。
やっと家が完成。安堵したのもつかの間…
ある日、友人から「こんな工事はするのか?」と写真が送られてきました。この写真をご覧ください。
左側が新築、右側が既存住宅。赤枠で囲っている部分の、発砲とべニアは埋殺し?(写真は施主から許可を得て掲載)
詳細を聞くと、施工者からは「これは仕方がなかった」と言われたそうです。
私からすると、発砲とベニヤは撤去して、モルタルで仕上げるのが普通では?と思い、そのようにアドバイスしましたが、友人曰く、「施工者はできないの一点張りで何年もこの状態だ」ということでした。
こんなにひどい建築会社があっていいのか
私が昔ラフターに乗っていた頃は、そんな苦情はなかったと記憶していますが、今回の友人の件で、こんなにいい加減な建築会社があることを初めて知りました。
その会社がどんな会社なのか、施工の腕は確かなのかなんて、素人では見抜けないのも事実です。建築会社においても、いわゆる”ガチャ”みたいなこともあるのだと、残念な気持ちになりました。
もちろん、建築会社が全てそうだと言っているわけではありません。ですが、工事が始まると警察沙汰、工事が終わっても写真のような有り様で、これで施工完了と言われても納得がいきません。
これから家を建てようと考えている方は、建築会社やデベロッパーは十分に下調べをして、その会社とやり取りを重ねたうえで、契約されることをおすすめします。
建築会社さん、デベロッパーさん。実際、この記事のようなことってあるのでしょうか?写真の状態で施工完了したと言えるのでしょうか?ご意見をお待ちしています。