Twitterでつながった建設業関係者と「オフ会」してみた

Twitterでつながった建設業関係者と「オフ会」してみた

こんにちは。リベルタといいます。普段は、電気工事士デポの公式Twitterブログ『電気工事士デポ』で建設業や電気工事士のキャリアや転職について情報を発信しています。

今回は、Twitterのスペースをきっかけに意気投合し、実際にオフ会をして感じたことをお伝えしていきます。

それは、ささいなツイートから始まった

「本当に集まるの?」

最初はそう思っていました。

誰かのささいなツイートから始まった、「オフ会やろうぜ」という流れ。そこからスペースが開催され、具体的な場所が決まりました。

集合場所は港の街、横浜。

一人で会場入りするのが怖いビビりな僕は、横浜駅で同じ電気工事界隈の参加者を確保し、無事に会場に入りました。

会場の入り口付近で「あの人そうかな?」と、様子をうかがい合うイカツい男達。スマホを片手にチラチラとお互いの様子を見ます。

その姿は、声をあげて現場の指揮をとる「THE・現場監督」とはほど遠く、まるで、同じ部屋にいてもLINEで会話をするシャイな中学生カップルのようでした。

僕自身、半信半疑でオフ会への参加を決めたため、「本当に人が来るの?」「昔ながらのドッキリ?」と正直疑っていましたが、実際に8人もの建設業関係者が集まりました。

実際に会うとそれぞれの体験談を聞ける

店に入り、席につきます。

「じゃあ、自己紹介します!自分は○○です!」

なんて合コン的なノリは一切なく、多少の戸惑いもありながらも、当たり前のようにビールを手に取り、オフ会は始まりました。

オフ会の良いところは人間味を感じられるところです。どんな世界線がきても、AIとビールを酌み交わし、オフ会をする未来は想像できません。

おしゃべりが好きな人やジェスチャーが大きい人、思ったより若くて驚いた人や気遣いが上手な人など、オンラインだけでは感じられない「温かみ」がそこにはありました。

お酒も肉も入って、ほどよい盛り上がりを見せる中で、普段自分の勤める会社では聞けない体験談を聞くことができました。

建設業は、同じ業種であっても会社によって待遇や作業内容の振れ幅が大きい仕事です。年間休日が120日の会社もあれば、同じ業務でも年間80日も休めない会社もあります。

同じ電気工事の施工管理に従事していても、内線工事でマンション新築に携わっている人と、僕のように工場の生産ラインに携わる人とでは、必要な知識や経験が違います。

ひと言で「電気屋」や「○○屋」と括っても、詳しい分野とそうでもない分野が存在します。これは、自分の勤める会社の中だけでは気がつかないことです。

同じ電気工事の仕事でも違うのですから、建築設計や設備設計の人との会話やビルメンの人との体験談のキャッチボールは刺激が多くありました。他業種の人とは普段、仕事の関係でしかありません。それがオフ会であれば、何の利害もなく本音で話し合えるのです。

若手が辞めてしまう理由や過去に経験したブラック体験談、いつもは図面に名前しかみない設計さんの考えには、新しい刺激があったりしました。時には「わかるわぁ」と頷きながら。

特に、建築の現場監督から聞いた「中途採用は即戦力!現場に放り出されてもなんとか乗り越えなければいけない!」という話は、筆者も経験していて、共感しかありませんでした。

「中途社員は即戦力」それはわかりますが、転職すると前職と転職先とのルールのギャップを埋めるのが大変なのです。そこで放り出されては、なにが正しくてどうして良いのか不安になるのも当たり前ですよね。

オフ会にいって感じた建設業の可能性

筆者が電気工事の仕事をはじめた20年以上前は、建設現場では「建築や土木、型枠、鉄筋は立場が上」、「電気工事、水の設備は立場が下」という謎の上下関係に苦労しました。

しかし、今はどうでしょう?

1989年に昭和が終わって34年の年月が経過し、今はTwitterをきっかけに利害関係なく集まって、忌憚なく話ができる日が訪れています。

オフ会のテーブルでは肉やビールが並んでいても、プライドや上下関係はありません。そこにあるのは「建設業の仲間と楽しみたい」という思いだけ。

筆者は、今後の建設業に希望や未来を感じています。こんなに熱い思いと行動力をもっている人がいる業界が衰退していくはずがありません。

とあるツイートでは「10年後になくなる仕事」として、4位に建設作業員がランクインしていましたが、AIには熱い思いはありませんよね?だから、AIが発展していったとしても、建設業は将来有望な職業であると考えています。

今回のオフ会を通じて、「熱い思いが建物を作っている」ことを改めて実感しました。

キレイごとに聞こえるかもしれませんが、人が住まう家、行き交う建物だからこそ、熱意を持った人材が集まり、魅力的な仕事になるということです。熱い人材がいる建設業は、将来性のある仕事です。AIになんて負けませんよ。

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まとめ

今回は、建設業のTwitterスペースをきっかけに「オフ会」を開催した様子や筆者が感じたことをお伝えしました。

オフ会を開催した結果、建設業に熱い思いを持っている人がいるとわかりました。

今回オフ会に参加した8人が、すべての建設業者の代表者だなんて思いません。周りを見渡して声をかけ、フォロワー同士が集まったことで、一体感を感じ、「よし!また仕事がんばろう!」とパワーをもらえる結果になった。ただそれだけのことです。

もし自分の勤める会社だけをみて、「この業界イヤだな」「別の業界に転職しようかな」と考えている人がいるのなら、一度オフ会に参加してはいかがでしょうか?

業種や自分の会社の常識を超えて、ものづくりに思いを持つ猛者達が、あなたに新たな可能性とモチベーションをくれるかもしれませんよ。

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