建設業界に就職するとどうなる?

建設業界に就職するとどうなる?

建設業界で働いている人たちは、普段どのような思いで働いているのだろうか。建設業界に就職している人たちの声は、これから就職しようとしている人たちにとって貴重な声となることだろう。

建設業界の実態は内部の人間しかわからない。ということで、今回は結構リアルな業界事情につっこんでいきたいと思う。

建設業界の魅力は「職を失うことがない安心感」

よく聞くイメージは、日当や給料が平均よりも高め、体力がつくといった対外的なイメージが多いが、実際働いている人の魅力は違っていたりする。

私で言えば、建設業界の魅力は「職を失うことがない安心感」だ。施工管理技士になれば、正直なところ食いっぱぐれることはほとんどない。仕事の内容がハードと言われる業界ではあるが、施工管理の資格さえあれば、メンタル的には結構気楽に働ける仕事だと思っている。

理由は、職場の人間関係で悩んでいたとしても、その会社から離れれば解決できる問題だからだ。嫌ならやめればいい、仕事はいくらでもある。これくらいの気持ちで働けるのはかなり楽だと感じている。施工管理の資格を持っている私のメンタリティはまさに最強だ。

私の経験上、施工管理の資格を持っていれば高確率で転職先もすぐに決まる。私自身は転職で苦労したことはない。ただ、退職後も施工管理という仕事を選ぶのであればの話だが。

職を失う不安がないというのは、建設業界で働いていてよかったと思えるポイントだ。

施工管理の働き方とは

施工管理は共通して「朝が早い」。大体の現場監督が朝の5時半から6時頃に起床しているのではないだろうか。そこから出社し、朝礼前に段取りをするのだが、この朝の考える時間が一番忙しい。

日によっては生コン打設、材料の搬入といった作業が重複する日なんかは、朝からてんやわんやになることもある。忙しい日は所長の機嫌が悪いことも多いので気を付けたほうがいい(笑)。

他にも、施工管理の仕事は仲介の仕事がほとんどなので、自分たちが悪くない時にも頭を下げなければならないこともしばしば。日々さまざまなトラブルが起こっているのも事実だ。予期せぬ現場の変更、図面の変更、打ち合わせなど、普段から対応力の求められる仕事である。

しかし、大変な分、自己成長やスキルアップといった、やりがいや楽しさを感じやすい仕事だと思う。

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楽しみながら働いている人が多い

建設現場で働いていて驚いたことは、「キツイ」と言いながら仕事をしている人もいるが、それ以上に「楽しい」と感じながら仕事をしている人の割合が多いということだ。

実際、私も建設現場で働くことは苦ではなく、どちらかといえば楽しいと思っている。外からは3Kの印象で見られやすい職業だが、実際に働いてみると楽しいことも非常に多い。

建設現場は、いわばスキルアップの場所だと思っている。現状維持を望む人間にとっては肌に合わない業界かもしれないが、「自己成長したい」「スキルアップしたい」と思っている人にとっては魅力的な業界だと言える。

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