毎年4月は多くの新入社員が入社する。新入社員は不安とワクワクが入り混じる中、施工管理という仕事の内容もよくわからないまま、自分の思い描いた理想を持って現場へと出ていく。
そこで多くの新入社員が直面するのが、「理想と現実のギャップ」ではないだろうか。私も1年目の時には大きなギャップを感じ、希望と挫折を味わったことを覚えている。
今の新入社員の話を聞いていると、自分が入社1年目に感じたギャップと似ているところもあることに気づいた。今回は、入社1年目の施工管理が感じるギャップを、面白おかしく紹介できればと思う。
職人さん、思ってたより100倍イイ人
入社当初は、職人さん=怖い人というイメージが強かった。
建設現場にはガラの悪そうな人たちがたくさんいるので、現場配属前日は、職人さんに怒られることが不安で夜も眠れなかったのを覚えている。
しかし、いざ配属されてみると1日でその不安は吹き飛んだ。職人さんって、、、めっちゃイイ人多いやん!!
異国に来たのかと錯覚する
建設現場に出ると、とにかく会話が専門用語だらけになる。飛び交う専門用語に毎回頭ではハテナが浮かんでいた。最初は言葉の意味が全くわからず、違う国に来たのかと錯覚したほどだ。
専門用語で上司から指示を受け、よくわからないまま、毎日時間が過ぎていく。図面を見ても、古代文明の地図を見ているようで解読不可能。
当時は、こんな図面を読めるやつは、頭がおかしいとまで思っていた(笑)。
思ったよりも頭を使う仕事で戸惑う
施工管理の仕事は、図面片手に職人さんに指示を出し、書類を作成するくらいのイメージしかなかったのだが、実際に現場に出てみると、思ったよりも頭を使う仕事だなと驚いた。
特に、計算の多さや図形の考え方を多用するのは、専門学科を出ていない人からすると大きなギャップになるかもしれない。
施工管理はPCスキルが必須
施工管理は、PCスキルがなくても人間力でなんとかなるだろう!そんな風に思っている学生は意外と少なくないように思う。なんなら、PCが苦手だから施工管理を選んだという人までいるくらいだ。
しかし、施工管理はPCスキルが必須なのは周知の事実だろう。将来、所長になった日には、1日のほとんどをPCと睨めっこして過ごすことになる。
これも大きなギャップではないだろうか。
現場所長の凄さに圧倒される
私は入社前、たくさん経験を積んで、ゆくゆくは現場所長になりたい!と意気込んでいたが、入社後、現場所長の圧倒的な知識・経験値の違いに尻込みしてしまった経験がある。
現場所長をしている人は、なんでこんな意味のわからない、古代文明の地図のような図面を読めるのだろう?なんでそんなに頭の回転が速いのだろう?どこにそんな豆知識が入っているのだろう?と考えていると、ちょっと「気持ち悪い!」と思ってしまうほど、凄さに圧倒された記憶がある(笑)。
――このように、入社1年目は色々とギャップを感じることが多い。理想と現実のギャップに絶望する人もいるかもしれない。
だが、ここで伝えたいことは、みんな同じ悩みやギャップを感じているということだ。そのギャップを乗り越えた先に、本当の施工管理の楽しさが待っている。
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