「細かい人」VS「大雑把な人」 どちらが施工管理に向いてる?

施工管理として、性格が細かい人と大雑把な人はどちらが良いのだろうか。

どのような長所・短所があり、結果どちらが施工管理に向いているのか。自分の経験をもとに考えてみた。

細かい人のメリット

施工管理は、1つのミスが取り返しのつかない事態に発展することもある。細かく仕事をチェックできる人間は、当然ミスの可能性が低くなる。

施工管理の仕事の中でも、書類や現場での測量は非常に細かい精度が要求される。普段から細心の注意を払って仕事をしている人にとっては、責任がかかる場面であっても、あまりプレッシャーを感じることなく仕事ができるだろう。

いわゆる完璧主義者の人間にとっては、施工管理は向いている場合も多い。

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大雑把な人のメリット

大雑把な人は一見、施工管理に向かないように思えるかもしれない。しかし、大雑把な人も施工管理の仕事が向いていないわけではない。

大雑把な人は細かい仕事が大嫌いだ。ゆえに人に任せることがうまかったりする。むしろ、細かい人よりも周りの人を頼って仕事をすることに長けている場合が多い。

業務によって自分で対応したり、他の人に任せるなどして、仕事を効率よく進めることができる。人に任せられるというのは、施工管理の仕事で非常に大切な要素でもある。

細かい人のデメリット

仕事が細かい人のデメリットは、答えを出すまでに時間がかかりがちで、なかなか工事が進まなくなってしまう時があるということだ。

工事で問題が浮上すると、そのことを解決しようと努力するのだが、一人で考えるには厳しい領域まで悩んでしまって、結果答えがでなくなるといった状況に陥ることも多い。

また、細かい人は、自分の仕事の仕方を曲げれない人が多い。もっと別の方法で業務を行えば早いということでも、自分のやり方が正しいと思い込んでいるので、なかなか新しい方法にトライできないという人も多い。

柔軟さが足りないことで、同じような細かい仕事をする人間が現れた時に、喧嘩になってしまうこともある。

大雑把な人のデメリット

大雑把な人のデメリットは、なんと言ってもミスをしがちなことだ。材料の発注漏れ、生コンの手配忘れ、書類のケアレスミスなど、多方面でミスが目立つ。

また、面倒なことをとにかく嫌うので、現場で問題が起きても一番楽に解決できる方法で仕事を進めようとするが、のちに楽をしたツケが回ってくることも多い。

さらに、細かい人に比べ、書類なども必要最低限のものしか揃えない場合が多いため、工事評点の加点という点においては、評価を受けにくい傾向にある。

――ここまで両者のメリット・デメリットをそれぞれ見てきたが、結論、どちらの性格でも施工管理はできる。

細かい仕事ができる人が、企業や業界としては求められている印象があるが、細かいことが苦手な人でも、自分の仕事のスタイルを見つけて、人に頼りながら効率のよい仕事を意識すれば、現場は回っていく。

どちらにせよ、現場は一人ではできない。どれだけ現場の人材を把握し、仕事を任せることができるかという能力も、施工管理にとっては重要な能力である。

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