ブルーカラーVSホワイトカラー 誰が社会を動かしているのか?

皆さんこんにちは。エンタです。

最近はブルーカラーとホワイトカラーでよく話になります。そもそもブルーカラーとホワイトカラーとはなんぞや!?って思いますよね(笑)。

そう!我々ブルーカラーはそんな言葉すら知りませんでした!

コレはホワイトカラーの職種が勝手に位置付けて差別?区別?した用語です。

ブルーカラーとホワイトカラーとは?

もともとこの言葉はアメリカの労働階層の呼び名からきています。

  • ブルーカラー(Blue Collar)
    作業服(青いツナギやワークシャツ・デニム)を着て肉体労働を中心に行う人。例:建設作業員、工場労働者、運転手、整備士など。
  • ホワイトカラー(White Collar)
    白いワイシャツにスーツを着て頭脳労働を中心に行う人。例:営業職、企画職、経理、人事、エンジニア、デザイナーなど。

つまり、服の色から来た言葉。ただし本質は「どんな服を着て働くか」ではなく、「どういう働き方をするか」にあります。

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ホワイトカラーが作った”区別”なのか?

実は、この呼び方自体が上位下位を生み出す構造を持っています。

学者やメディアが

「知的労働=ホワイトカラー」

「肉体労働=ブルーカラー」

と分類し、どちらが”価値が高いか”というイメージが社会に植え付けられました。

つまり、「ホワイトカラーがブルーカラーを下に見る」という差別的ニュアンスを帯びやすい用語でもあるんです。

でも実際には、ホワイトカラーが描いた設計図も、ブルーカラーが現場で形にしなければ社会は1ミリも動きません。我々がいなければ一切できないということ!

ブルーカラーとホワイトカラーの働き方

ブルーカラーの1日

我々ブルーカラーは「体で働く」仕事。現場の1日は朝の8時には始まる。

6:00~ 起床、弁当作って出発

8:00 現場スタート(朝礼・KY)

10:00 小休憩

12:00 昼休み

15:00 再び休憩

17:00 終了・片付け

19時には風呂上がりのビール!

次の日のために22時には寝る。このリズムが身体に染みついている。「1日働いた実感」が強く、達成感のある働き方です。

ホワイトカラーの1日

一方のホワイトカラーは「頭で働く」仕事。現場ではなく、オフィスやパソコンの前が戦場。

8:30〜9:00 出社

9:00〜12:00 メール・会議・資料作成

13:00〜17:00 また会議・打合せ・電話対応

17:00〜18:00 ようやく本業(書類やデータ整理)

19:00〜21:00 残業、上司のハンコ待ち…

仕事が終わるのは22時過ぎ(下手すりゃ終電)。帰りの電車で缶ビールを開ける人もいるけれど、それは”仕事の終わり”ではなく”明日への延長戦”。

場合によっては現場に行って、役所に呼ばれて、その他・・・(なかなか帰れない)。

どっちが楽か?どっちが偉いか?

どちらも「責任の形」が違うだけ。ブルーカラーは体で責任を負い、ホワイトカラーは頭で責任を負う。

「体の疲れで1日が終わる」「頭の疲れで1日が終わらない」

社会を支えているのは、どっちか一方じゃないんです。ホワイトが計画しても、ブルーが動かさなきゃ何も変わらない。ブルーが動いても、ホワイトが計算しなきゃ安全も効率も守れない。

自分がどちらに合っているか?(性に合う働き方か?)

結局はどちらも同じ重みの仕事で、どちらも重要なんです。

そして一番シンドイのが現場監督です!

なにせグレーカラー!!!!(現場も書類も)

だからこそ、給料が高くて当然の業務です。

コレからもっと希少価値が上がる可能性はかなり高い!!(完璧にできれば給料高い)

と言っても、自分がどうなりたいか?

体を動かして仕事したいのか?

頭を使って働くのか?

今の日本人はブルーカラーを極端に嫌がります。しかし、実際はホワイトカラーのほうが過酷で大変。

ブルーは最初は体力削られますが、そのうち強化されていきます。

ホワイトは心を削っていき、そのうち病院送り!?それを分からずしてホワイトカラーに突っ込んでいく。

日本の教育やyoutube・SNSのイメージの植え付けも悪いとは思います。

だからこそ、もっと我々の仕事をもっとアピールしていく必要性はあります。もっともっと我々の仕事の良さを前に出していこうと思います。

そういう会社もかなり増えていますからねー。法面屋ももっともっとアピールですね!

みんなで手を取り合ってこの業界を盛り上げて行きましょう!

※この記事は、『新エンタの法面管理塾』の記事を再編集したものです。

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大手法面専門建設会社に就職後、32歳で独立。あまりの暇さに「新エンタの法面管理塾」というブログを開設し、法面のノウハウを公開しています。
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