仕事におけるキャパの狭さ・広さとは何か?

皆さんこんにちは。エンタです。

先日ある現場の方と話をしていました。

最近入った人の話で、1現場しかやっていないに、忙しいと言う・・・(笑)。

現場あるあるですね~。

しかも、ほぼ下請がやってるのに!!ってぼやいていました。暇そうだから書類頼んだら断るしって・・・。もうムカツクって怒っていました(笑)。

いますよねー、そういう人も。逆にそうでもない人もいますよね。

ひとりで何個も抱えていくタイプ(笑)。(できないのに断れない人もいますがそういう人は今回は別で)

何が違うんですかね?どう思いますか?

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キャパの狭さ・広さとは何か

仕事におけるキャパとは、「情報・責任・人間関係・変化」を同時に処理できる量のこと。

例えばタイプで分けると、

  • 1人で法枠を組んで黙々とやるのが得意 → 集中型
  • 自分もやるが、どちらかと言えば任せて周囲の動きを見ながら全体を確認 → 統括型、管理型
  • (現場・事務・人間調整を同時に回せる → 管理型)

自分は2つ抱えて余裕でも、他人にとっては限界かもしれない。

楽観視できることも重要です。

キャパが広い人の特徴(統括型の人)

「任せる勇気」がある人ですね。

結局人は自分がやるのが一番楽なんですが、それを任せる勇気(笑)。

トラブルが起きても慌てず、次の手をすぐ考える。人の長所・短所を見抜いて配置できる。完璧を求めず、80点で前に進める。指示の出し方がシンプルかつ分かりやすい。

こういう人は、同時に複数の現場や工程を回しても、頭がパンクしない。

それは「処理力」よりも「切り替え力」と「信頼力」が高いから。

キャパが狭い人の傾向(集中型の人)

全て自分でやらないと気が済まない(やりたい)。人に任せると不安、自分が一番楽(できるできないは関係ない)。想定外が起きるとストレスが溜まり、感情に左右されやすい。

こういう人も、単独での職人作業には強い!

だが、統括側に回ると「1つのトラブルで全体が止まる」ことがあるのは、自分以外のことは決めきれない傾向に。

キャパを広げる方法(器を鍛える)

キャパは「生まれつき」ではなく、経験と訓練で広げられると思います。要は慣れなんですよ。

小さな“任せる”を積み重ねることです。(作業を他人に任せてみる)

スケジュールを「全体→部分」で考えてみる。

トラブルを一瞬で切り替えられるように考える。(この後どうするか?その先どうなるか?お金はどうなるのか?)

他人の仕事のやり方を観察し、違いを受け入れる。

「完璧でなくても良い」という許容力を持つ。そもそも60~80%できていれば御の字なんです。

100%デキル人は1000%いません!

誰でも失敗し、誰でも常にチャレンジしていると思ってたほうがイイです。そう思えばチャレンジしやすいですし、勇気が出ませんか?(笑)

土木現場は常にイレギュラーの連続だからこそ、キャパの広さ=現場力そのものになるんですよ。

法面屋なんて特に自然に合わせてこちらが都合良いように施工していますよね?

それを考えれば、みんなある程度のキャパを持って仕事をしているんです。

自分の経験を信じてそれを現場で器用に変形させながら仕事していますよね?

そして一番大事なことは、それを決定すること!

キャパとは“器”であり、“信頼の広さ”

キャパが広い人とは、「人を信じて動かせる人」。

キャパが狭い人とは、「人を信じきれず、抱え込んでしまう人」。

土木は、法面屋はチーム仕事。

だから、器の大きさ=現場の安定力。

自分の限界を知り、少しずつ広げていくことが、いいチーム・いい現場をつくる第一歩です。

そして、みんなの器を合わせりゃすっごくデッカイ器になるんです。

我々法面屋はチカラを合わせて、器をでかくして仕事をしていく業種だと思いますよ。

そして結果的には慣れです!

勇気を振り絞って、責任を持って人に任せて、自分の器を少しでも大きくしてみましょう。

慣れた頃には麻痺してきますよ(笑)。

※この記事は、『新エンタの法面管理塾』の記事を再編集したものです。

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大手法面専門建設会社に就職後、32歳で独立。あまりの暇さに「新エンタの法面管理塾」というブログを開設し、法面のノウハウを公開しています。
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