設計士とビルダーを結ぶプラットフォーム「HOME i LAND」が始動

住宅キット販売のプラットフォームが始動

住宅建築の関係者向けに2019年10月、「HOME i LAND」という仮想の島(プラットフォーム)が始動する。企画住宅の施工から販売までに必要となる設計案や建材などを全てパッケージ化した住宅キットや、資材調達・営業販売・施工管理などのノウハウについて住宅業者間の共有を可能とする。

「HOME i LAND」は、ワールドハウジングクラブ株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役:横⽥有平、資本金:40,000,000円)が運営し、現在の住宅建築業界が抱えている「大工不足」「情報不足」「人口不足」 という3つの課題について、具体的な解決策を見出すことを目的とする。一方、住宅購入者に対しては、安心で快適な住宅を手頃な価格で供給することが可能となる。

販路のない設計士、ビルダーも設計案を全国販売可能に

「HOME i LAND」は、住宅建築に携わる設計士、ビルダー、デザイナー、そしてハウスメーカー、ビルダー、工務店にとって期待が大きい。

企画住宅の設計案や建材などを業者間で共有できるようになるため、これまで十分な販路を持っていなかった設計士、ビルダー、デザイナーなどは、自身の設計案を全国で販売できるようになる。

また、ハウスメーカーやビルダー、工務店などは、自社で住宅を販売する際に必要となる「企画住宅の設計案」について、「HOME i LAND 」内に集積された設計案を利用できるようになり、営業から施工までを自社完結することができるようになる。

「適正な価格での住宅供給と確実な事業利益の確保も促していく」とワールドハウジングクラブは話す。

HOME i LAND  PROCESSイメージ/ワールドハウジングクラブ

応募作品が形になる、建築設計コンペも開催

「HOME i LAND」の本格稼働に先立って、ワールドハウジングクラブは、建築設計コンペ「HOME i LAND competition 2019」を開催している。

「HOME i LAND competition 2019」の募集テーマは、「住宅+β」。「こんな家があったら住みたい」と感じるユニークな建築設計のアイデアを募集している。

受賞者は賞金獲得だけでなく、応募作品を「 HOME i LAND 」内で販売し、実際に建設することも可能になる。

・最優秀賞  
賞金50万円、HOME i LAND出店権、ロイヤリティーの取得権、広報・カタログ掲載などによるプロデュース支援

・優秀賞
賞金30万円、(審査員の裁量により、HOME i LAND出店権、ロイヤリティーの取得権、広報・カタログ掲載などによるプロデュース支援の授与を判断)

・佳作 
賞金10万円(審査員の裁量により、HOME i LAND出店権、ロイヤリティーの取得権、広報・カタログ掲載などによるプロデュース支援の授与を判断)

応募期間は2019年8月31日(土)まで。結果発表は2019年10月中旬を予定している。

※詳細は下記URL参照。
https://compe2019.home-i-land.jp/

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