“共感者求ム!” 建設業界あるある
建設現場で働いている人間なら、誰しもが同じような状況で同じような経験をしたことがあるのではないだろうか。
私もいろいろな会社を回ったが、どこにいっても同じような状況が存在する。今回は、そんな心の中で少し笑ってしまう「建設業界あるある」を紹介していこう。
KY活動の記入が日に日に億劫になる
現場の職人は毎朝KY活動として、その日の作業で起こりうる危険ポイントを毎日考えて記入するわけだが、違う内容のKYを書けるのはせいぜい1週間。
1週間を過ぎれば書く内容は毎日同じになってくる。私の場合でいえば、毎日「ダンプと人が接触して怪我をする」とだらだら記入していた。毎日作業をしていく中で、違うことを書けるかっ!
歯がない職人が1人はいる
現場に行くたびに様々な職人に出会うわけだが、1人は歯がない職人に出会う。非常に高い確率で歯がない職人に出会うため、慣れすぎて、歯がない職人がいなければ変な感じがしてくる(笑)。
肌の焼け方で建設業だとすぐわかる
建設現場で働く職人は、基本的に首や顔だけが黒くなる。夏場に海に行くと、日焼けの境目がはっきりしているので業界人だと一発でわかってしまう。土木業界では、俗に言う「土木焼け」である。
現場で働く女性をついつい目で追ってしまう
女性が働くことも珍しくなくなったとはいえ、まだまだ数少ない女性の業界人。建設現場で女性を見かけると、必ずと言って良いほど二度見してしまう。昔、現場の女性を眺めながら運転していたら、ダンプをぶつけてしまったことがある(笑)。
ヤンキーとマウント争奪戦になる
建設業界では、「ヤンキー」の存在はつきもの。いかにうまく付き合い、仕事をさせるかが非常に重要。職人とのコミュニケーションが最重要だ。そうすれば、自然と会話力もついてくる。
猛暑日のダンプ仕事はテンション爆あがり
地獄のような猛暑日に、現場から急にダンプ仕事に切り替わった瞬間、非常にテンションが上がる。ダンプの中をクーラーでキンキンに冷やして、乗り込む。それはもう天国だ。
「雨よ降れ」の祈りは、大抵届かない
休みが少ないので、たまには休みたい時もある。「雨降れー」と心の中で祈っているが、そんな時に限ってなかなか雨は降らず、仕事が終わりかけの15時くらいに降って無駄に濡れる始末・・・。
道具の呼び名に戸惑い、そして怒鳴られる
建設業界で働き始めて間もない頃は、道具をせっかく覚えても人によって呼び方が違うので戸惑う。私の場合は、現場監督に「ファイバー」と教わっていたものを、職人さんは「カラス」と呼んでいて非常に迷った。案の定、怒鳴られた。
夏場の逃れられないヘルメット地獄
夏場になると、監督の目を盗んでヘルメットを脱ぐ職人続出。私も元々現場上がりであるため気持ちは非常にわかる。でも、立場上ヘルメットは被りましょう。何か良いヘルメット開発されないかな。
雨の日、処分場、ダンプ、泥水にイン
雨の影響で処分場などの土が泥水化しているときに、ダンプに慣れていない人間でタイヤがハマって動けなくなった経験はないだろうか。私は、バックも前進もできなくなり、バックホウにワイヤーを取り付けて引っ張ってもらった記憶がある。
新人時代は、単管多く運べる奴が可愛がられる
職人の世界は本当にわかりやすい。単管が何本持てるかが新人のうちは重要。腕っぷしに自信がある人間は、人よりもチャンスが早く回ってきやすい。
ハッカーと友達になるまでに時間がかかる
建設業の作業で苦戦する作業内容の1つとして、結束線を使った作業があげられるのではないだろうか。最初はハッカーの回しすぎで結束線を切ってしまうことや、そもそもハッカーを使ってうまく結束することすらままならない人もいるだろう。何でも経験だ。
昼休憩は誰かしらに捕まる
私が現場で作業をしていた時代は、昼休憩に先輩や他業者の方に捕まり、なかなか一人でゆっくり休憩することができなかった。昼寝が好きな私にとっては、地獄のような時間であった。
・・・建設業界では、色々面白いあるあるが存在するが、慣れてくるとそれすら楽しくなってくるものだ。また、面白いあるあるが発見できたら紹介していきたい。
土木焼けくらいしか共感できない。あとは個人の怠慢とかで土木あるあるでは無い。雨の日にまとめて書類やるから休みじゃねーし。他にもあるけど長くなるからおわり。