河建ドボジョシリーズ第2弾【入社2年目 理名ちゃん】
株式会社河建(福岡県みやま市)のドボジョシリーズ第2弾は、入社2年目の理名ちゃん(笹木理名さん)だ。
事務より現場が良い
――入社何年目ですか?
理名ちゃん 2年目です。
――土木に興味を持ったきっかけは?
理名ちゃん 高校は普通科だったので、土木に対してとくに興味はありませんでした。就職する際、高校の先生に勧められたのが、河建だったんです。それがきっかけでした。勧められた仕事は事務と現場両方でした。現場はそれまでちゃんと見たことはなかったのですが、いろいろ見聞きしているうちに、現場仕事にだんだん興味が出てきたという感じでした。
――事務より現場仕事のほうが良いと感じたのですか?
理名ちゃん そうですね。高校のときはハンドボールをやっていて、体を動かすのが好きだったので。それと外で働きたいというのもあったので。
――友だちの反応は?
理名ちゃん 「え、なに?」という反応ですね(笑)。建設会社と聞くと、作業員さんをイメージするみたいです。「施工管理の仕事だよ」と説明すると、「お〜」と納得してくれた感じにはなりますけど。あと、「会社が日焼け止め買ってくれる」と言うと、別の意味で「えっ!?」と驚かれます(笑)。
測量を勉強中
現場でオペレーターと打ち合わせする理名ちゃん
――これまでどんなお仕事を?
理名ちゃん 最初の現場は堤防工事で、先輩の前原さん(美優ちゃん)とかに教わりながら、写真管理の仕事をしていました。次の現場では、測量をやっていました。今の現場では、実際に光波を使った測量のやり方を勉強しています。まだまだちゃんと理解できていませんが、なんとか理解したいと思っているところです。
――前原さんから教わったことは、例えばなんですか?
理名ちゃん 最初に教わったのは、写真撮影のやり方ですね。写真を撮るに当たって、ただ撮るだけでは仕事の流れやタイミングがわからないということで、施工計画書を確認しながら撮ったら良いということも教わりました。最近は、測量のやり方なんかも教えてもらっています。
――最初の現場はどうでした?
理名ちゃん どういうアングルで写真を撮るかには気を使いました。工事がどこまで進んだか、あとから見てもわかるように撮ることを意識しながら撮っていました。写真撮影を通じて、現場ではどういう作業をしているのか、少しずつ勉強できた感じがあります。自分が教えてもらったとおりに、後輩にも教えられるようになりたいと思っています。
――現場は楽しいですか?
理名ちゃん 楽しく仕事することができています。これからは若い世代がもっともっと活躍できるように頑張りたいと思います。
後輩とのコミュニケーションは、おっさんより難しい
後輩の男子に和やかに教える理名ちゃん
――現場でのコミュニケーションで苦労しませんでしたか?
理名ちゃん 最初は、こちらから話しかけづらい感じがありましたが、向こうから話しかけてもらったので、打ち解けることができました。今では、河建の社員さんも下請けの作業員さんも、私が質問すると、すぐに教えてくれます。コミュニケーションで苦労したということはとくにはないです。
――周りが野郎ばかりでも大丈夫でしたか?
理名ちゃん 男性が多いからといって、イヤだなと思ったことはありません。
――今は現場でどのような仕事を?
理名ちゃん 今は、イッコ下の後輩と一緒に現場に入って、いろいろ教えています。工業高校の土木科を出た男の子なんですけど。
――自分で教えてみて、どうですか?
理名ちゃん 正直、コミュニケーションが難しいなと感じています(笑)。例えば、「ここ、こうしてね」と言うと、「わかりました」と応えたので、任せたら、言ったとおりにやってなかったりとか(笑)。「わからないことは質問してね」と伝えているのですが、あまり質問もないので。まあ、見ていて、面白いは面白いんですが(笑)。
――ちょっとイラついてる?
理名ちゃん いえ、イラついてるわけじゃないんですけど(笑)。私はわからないことがあると、すぐ聞くタチなので、自分とまったく逆のタイプなので、「なんで聞かないんだろう?」と戸惑っている感じですね。
現場監督さんの負担を少しでも減らしたい
パソコン作業中の理名ちゃん
――休日はなにしてんすか?
理名ちゃん 基本的に溜まりに溜まったお部屋のお掃除です(笑)。
――河建、土木仕事の魅力はなんですか?
理名ちゃん まったく同じ工事内容ということはないので、どの現場でも新鮮で新たなことをたくさん見て、聞いて、学ぶことができます。完成して見たとき、スゴい達成感を感じることができるのも、魅力です。
――今後やりたい仕事とかは?
理名ちゃん 今はまだ書類づくりもちゃんとできないので、まずは書類をしっかりつくれるようになりたいです。現場監督さんから仕事を任せてもらい、監督さんの負担を少しでも減らせるようにいろいろな仕事を覚えていきたいです。まだICT機器を触ったことはないですが、ICT施工もできるようになったら良いなと思っています。