建設現場でよく耳にするフレーズ
お疲れ様です!
最近、熱中症対策で首掛け扇風機を買いましたが、ヘッドホンをつけてる大学生みたいで、現場に掛けていけないチキンデンセコです。
突然ですが、質問です。皆さんが建設現場でよく耳にするフレーズって何ですか?
「しょうがないよね」
僕はこの言葉です。
誰しもが何気なく呟いている一言だと思いますが、自分を成長させていくヒントをこの一言から発見できます。
『しょうがない』で片付けられていることこそ、建設業の問題点、課題点だと思います。
『しょうがない』は、吹っ切れて次に進むという意味合いもある便利なフレーズですが、結局、問題を先送りにして何度も同じ状況になって、また先送りにするということの繰り返しです。
誰もが嫌がる、めんどくさがることに目を向けて、改善に動いてみる。ビジネスの施工例でいうと、写真管理アプリのスパイダープラスや安全書類管理アプリなどでしょうか。
無限に広がる“しょうがないトンネル”の先には、成長した自分しかいないと信じて、身近な小さい『しょうがない』を徹底攻略していきましょう!
建設現場での”しょうがないあるある”
まずは、どの『しょうがない』を攻略していくか、建設現場での日常を振り返ります。
例えば、現場が竣工しました。最終収支は赤字です。
- 「突貫工事だもん。しょうがないよね」
- 「請負金額低すぎだもん。しょうがないよね」
- 「他現場と工程被って電工さんいなかったもん。しょうがないよね」
- 「ゼネコンがうんたらかんたらだもん。しょうがないよね」
- 「新入生抱えてたもん。しょうがないよね」
・・・。少し考えただけでも、無限にでてきますね(笑)。
竣工時に限らず、日々の仕事の中でもあると思います。
- 「安全書類揃いません。しょうがないよね、一人親方多すぎだもん」
- 「現場管理しきれません。しょうがないよね、現場広いもん」
- 「来月の工程たてれません。しょうがないよね、建築工程が合ってないんだもん」
やはりいくらでもでてきますね。”しょうがないあるある”が止まりません(笑)。
自分の精神面をコントロールするためにも、しょうがないで一度片付けるのもひとつの方法かもしれません。ですが、行動してみなければ何も変わらないので、こここそが踏ん張り時です。頑張りましょう。
『しょうがない』の攻略法
今回は、人によっては怒られるので声を大にしないほうがいい、『ケーブル余っちゃうけどしょうがない』を攻略していくことにします。
攻略法は、こうです。
①理由を考える
- 発注ミス
- 現場が広すぎて管理が行き届かない
- 職人さんと余長の概念が合わない など
②できることを考える
- 発注状況の管理
- CVケーブル等は回路ごとに切断して納品
- 配線ルート検討 など
③時間と労力をかけた分の利益がでなそうなことを考える
- 弱電ケーブルの使う分だけ拾い出し発注
- 細かすぎる寸法切り(搬入、管理が逆に大変)
- 配線サイズダウンにこだわりすぎてIV線をほぼ全サイズ使用
結果、すぐに行動できそうなことは発注状況の管理ですよね?
余らせないためには、まず無駄をなくすこと。ダブり発注なんてもってのほかです。当たり前のようで、意外とできていないことではないでしょうか。
一番管理しやすいケーブルは、ズバリCVTだと思います。エクセルで管理表を作成しましょう!
管理表まで作成していると、仮に予想以上のケーブルが余ってきた場合、『しょうがない』なんて言葉は浮かびません。「そんなはずない!」「どうして!?」と、勝手に身体が動きます。
次回は、僕が使用しているケーブル管理表を紹介していきたいと思います。
ご安全に!