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建築を学ぶ女子大生に聞いた。”建設業界のイメージや魅力、インターンに求めること”とは?

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望月 悠木
公開日:2022.01.18
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共立女子大学 家政学部 建築・デザイン学科の3名(左から、岩渕さん、浦田さん、榎本さん)

共立女子大学 家政学部 建築・デザイン学科の3名(左から、岩渕さん、浦田さん、榎本さん)

目次
  1. 若者が建設業界に抱いているイメージやニーズとは
  2. 趣味や経験から、建築に興味を持つようになった
  3. 「参加して良かった」と感じたインターンシップ
  4. 男性中心、建築=理系というイメージが強い
  5. 建設業界の一番の魅力は、"やりがい"があること
  6. 結婚や出産を経験しても「長く働き続けたい」
  7. 仕事を通じて、たくさんの人を笑顔にしたい

若者が建設業界に抱いているイメージやニーズとは

「人手不足」という言葉を耳にするようになって久しい。人材育成以前に、人材獲得に頭を悩ませる業界は少なくないが、とりわけ建設業界は若い人材の獲得が喫緊の課題と言える。

総務省の「労働力調査」(H29年平均)をもとに国土交通省が推計した資料を見ると、60歳以上の建設技能者が全体の約4分の1を占め、10年後にはその多くが退職することが予想される。一方、未来を担う15~29歳の割合は全体の約10%。近い将来、これまで以上に深刻な人手不足が到来する恐れがあり、建設業界は若者に関心を持ってもらえるよう、今すぐに努めなければならない。

若者が建設業界を敬遠する理由として、一般的には「3K(汚い、きつい、危険)」が挙げられる。とは言え、定量的な調査結果では見えてこない要因もあり、若者が建設業界に抱いているイメージやニーズなどを知ることは急務と言って良い。

そこで、2023年4月に「建築・デザイン学部」の設置を予定し、建設業界に貢献する人材輩出がますます期待される共立女子大学の、家政学部 建築・デザイン学科に在籍する3回生の浦田真優さん、榎本咲蘭さん、岩渕梨里花さんの3名に話を聞いた。

趣味や経験から、建築に興味を持つようになった

望月(施工の神様ライター)

まず建設・施工を学ぼうと思ったキッカケはなんですか?

浦田さん

私は、昔からカフェ巡りや美術館巡りが好きなのですが、そういったところに足を運ぶ中で「こういう空間を私もデザインしたいな」という思いが芽生え、建築に興味を待ちました。

榎本さん

インテリアショップなどのモデルルームを見るのが好きで、私も「こういう空間を作りたい」と思ったからです。また、祖父が工務店を営んでおり、その姿を幼少期から見ていたことも、「建築の道に進みたいな」という気持ちにつながりました。

岩渕さん

私は、高校時代に演劇部に所属し、照明を担当していた経験もあり、エンタメや舞台の照明に関連した職を目指そうと思っていました。ただ、父親に反対されてしまい、「インテリアの照明とかも良いんじゃない?」と提案され、そこから建築に興味を持ちました。

「参加して良かった」と感じたインターンシップ

望月(施工の神様ライター)

インターンシップについての意見を聞きたいのですが、皆さんは参加されましたか?

浦田さん

参加しました。ただ、半日や1日といった短期間のものが多く、あまり詳細な企業情報や業務内容を知ることはできませんでした。

望月(施工の神様ライター)

会社説明会と変わらない感じなのですね。

浦田さん

はい。「大学内で開かれる会社説明会との違いはなんだろう?」と思うことも多々ありました。また、コロナ禍だから仕方ないのかもしれませんが、オンライン開催のものも少なくなかったです。やはり、会社や現場に足を運び、そこで働く人たちと直接話がしたかったです。

ただ、直接現場に足を運ぶ機会もあり、その際はその会社で働くイメージがしやすく、非常に良い経験になりました。

望月(施工の神様ライター)

「参加して良かった」と思う瞬間はありましたか?

榎本さん

私は現在、第一希望としては施工をやりたいのですが、設計もやりたいと思っています。施工管理の業務を任された後に設計に移れると一番良いと思っていたのですが、いろいろなインターンに参加した際、先輩社員の方から「設計から施工はあるけど、施工から設計は難しいよ」という話をいただき、とても参考になりました。

実際に業務を体験できなくても、直接働いている人に話を聞けるのもインターンの魅力だと思います。オンラインであっても、先輩社員の方に気軽に話ができる環境だとありがたいです。

望月(施工の神様ライター)

聞きたいことがすぐに聞けることは重要ですね。

岩渕さん

そうですね。私も、地方の企業のインターンに参加したのですが、参加した学生が3人ほどで、社員の方も2~3名でした。企業や業務に関する説明を受けている際に、気になった箇所はその都度すぐに質問ができ、より深い話まで聞けて良かったです。

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この記事を書いた人

望月 悠木
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フリーライター。主に政治経済、社会問題に関する記事の執筆を手がける。今、知るべき情報を多くの人に届けるため、日々活動を続けている。 Twitter:@mochizukiyuuki
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コメント(1)

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  • - 2022/01/18 10:52

    みなさん素敵です。是非この業界で頑張ってほしいです。

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