【土木技術者】施工管理・現場監督の転職について民間視点で考える

【土木技術者】施工管理・現場監督の転職について民間視点で考える

はじめに

今回は、土木技術者の転職のお話です。先日、30代前半のとある土木技術者の方からメールで相談を受けました。

その相談にお答えするカタチで記事を書いていきます!下記のような流れで解説していきます。

  1. 質問の内容について
  2. 転職について
  3. 施工管理・現場監督以外の職種について

今回の記事を読んでいただくと、土木に携わる若手技術者の方にとって「あ〜転職についてこういう考えもあるんやな〜」と自分自身の視野が広がると思いますので、ぜひ最後まで読んでみてください!!

1.質問の内容について

まず質問の内容についてです。質問者さんの概要と現状をお話すると、こんな感じです。

プロフィール

  • 30代前半の若手土木技術者
  • 奥さんと子供さんあり
  • 現在まで道路工事・河川工事・橋梁工事・上下水道工事等々、いろいろな工事を経験済み

現状

  • 毎日残業
  • 土日はほぼ出勤
  • お正月やGWはほぼ出勤

質問者さん今後の意向

  • できれば建設業の中で転職したい
  • しかし毎日が忙しく転職活動はまったくできていない

2.転職について

ここからが相談にお答えする本番です^^;

結論から話します。まず最初に上司または社長へ相談、改善の兆しがなければ転職しなはれっ!です。

理由は、まだ若いから体がもっているだけ。いまの状況をすぐに改善せなあかんからですね^^;

前提として1つ言っておきますが、転職を積極的に進めてはいない!今回は状況が状況なだけに特別!これがぼくの基本です。

でも、相談者のようにここまでブラックな状況であれば、現場が途中であっても抜け出すべきだとぼくは考えます!どこまでいってもカラダが資本ですからね!

つぎに、ここからはぼくの想像と意見のお話。恐らく現状ここまでの勤務状況なので、会社・社長へ相談しても改善されないと想像します(-_-)

また、今回の相談者さんの場合は、工事実績も豊富で将来有望な若手なので、相談したとしても、退職しますと言っても、会社・社長からはいろいろとお話をされて、結局、勤務状況はやや改善するが引き止められるってことに落ち着くとぼくは想像しています…。

いやいや、まってくださいよ。それだと今とほとんど同じですよっ!

そうですね^^;なので、今からの対策と行動は、このフロー・流れを意識してください!

外の意見を聞いて視野を広げる

視野を広げたあとに自分の会社へ相談する

ここで重要なことは、会社へ相談する前に外の世界を知っておく。逆に絶対ダメなことは、今の価値観だけで会社・社長と相談することです!

理由は、恐らく30代前半の人っていうのは、学校を卒業して入社している人が大半。ってことは、社会人としていま勤めている会社以外はほぼ知らないって人がほとんどなので、対策と行動はこうです。

  • 学生時代の友人に連絡して別の会社の状況をなにげにヒアリング
  • 転職サイトに複数社登録して転職エージェントの話を聞く
  • 今回、ぼくに質問がきたようにSNSを通じて第三者の意見を聞く

こうやって、いままで接してこなかった人と接して意見を聞いて、自分の視野を広げる行動をとる!その後に会社・社長と相談してみてください^^

いやいや、まってくださいよ。そんな時間ないですよっ!

もちろん、今激務中かもですが、、、なんとかむりくりでも時間をつくって視野を広げないと、ずっとこのままですよ。自分と家族のためにも、なんとか時間をつくりましょう!

直接が難しければ、Zoom等を利用するとかなり短時間で情報収集可能な時代です!ここはありきたりの回答でゴメンナサイm( _ _)m

3.施工管理・現場監督以外の職種について

最後のテーマの結論ですが、優秀な土木技術者はどこでもやっていけるっ!理由は、現場を知っていることが最大の強みだからですね♪

相談者さんに言いたいことは、施工管理・現場監督をやめないで、新しい会社で施工管理・現場監督として活躍してほしい!と考えています^^

しかし、若手技術者の方の視野を広げる意味と、リクエストに答えるということで、施工管理・現場監督以外の職種について、ぼくの考えを述べていきます。

まず、話の前提ですが、『建設・土木って中心は現場にある』とぼくは考えています。「計画⇒設計⇒施工(現場)⇒維持管理」これが現在の土木全体のフローですが、この中で施工(現場)が一番大切で、コアな部分と考えています。

理由は、現場で施工可能でない設計などは「絵に描いた餅」だからです。なので、土木の中心は現場にあると考えています。その施工の中心にいるのが土木技術者で、その中でも、優秀な若手技術者は中心の更に中心的な人材ってことになります!

そんなこんなで、現場をよく知る若手の土木技術者っていうのは、マーケット的にめちゃめちゃ有利なポジションにいます^^考えればそれはそうで、仕事ができて若くて実績もある。そんな人材、どんな会社・組織でもほしいですよね?

このテーマの前フリが長くなりましたが(笑)、施工管理・現場監督以外の職種について、ぼくの経験および独断でいうと下記の4職種になります♪

設計業務をおこなう建設コンサルタント

設計業務をおこなう建設コンサルタントの具体的な業務は、工事発注前の設計を行う仕事で、発注前の施工計画や図面・構造計算・測量の業務をおこないます!

現場管理業務をおこなう発注者支援業務(現場)

現場管理業務をおこなう発注者支援業務(現場)の具体的な業務は、現場技術員として現場を監理します!主に主任監督員の補佐的な仕事ですね♪

現場管理業務をおこなう発注者支援業務(積算)

現場管理業務をおこなう発注者支援業務(積算)の具体的な業務は、現場技術員として発注事務所内で発注前・施工中・施工後の積算および精算業務をおこなう仕事ですね♪

公務員(主に市町村や都道府県)

公務員(主に市町村や都道府県)の主な仕事は、ここでは割愛します。公務員さんの仕事内容はみなさんおわかりですよね^^;

さいごに

ぼく個人の意見としては、別の会社で施工管理・現場監督として頑張ってほしいです^^

いまの時代、勤務状況や社員に配慮した建設会社はたくさんあるので、いろいろ見て、聞いて、視野を広げつつ、もし現在の会社で改善が厳しそうであれば、新しい会社で施工管理・現場監督として活躍してほしい!と思っています!

仕事や転職については、多様なご意見があるかと思います。今回は、ぼくの考えを独断でお話ししましたので参考になるか不明ですが(笑)、少なくとも「ぼくの考えはこうです!」と伝わったとして終わりにしたいと思います。

※この記事は、『ジョウ所長のblog』の記事を再編集したものです。

【土木技術者】施工管理・現場監督の転職についてジョウ所長の考えは?【民間視点でっ!】 / YouTube(ジョウ所長の土木技術者サポートチャンネル)

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㈱兵庫土木サポート代表取締役
▶工事の書類作成支援及びコーチ業務
▶40代後半で独立した施工管理専門家
▶経歴は総合建設業→技術者として25年勤続→現在に至る
▶保有資格:一級土木施工_測量士
▶YouTubeチャンネル登録者数6100名:ジョウ所長の土木技術者サポートチャンネル
▶ブログ開始1年で月間1万PV超:ジョウ所長のblog

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