「男として、建築の世界で生きていきたい」
「性同一性障害」という言葉がある。出生時の性別と自分が認識する性別が異なることを意味する医学的な疾患名だ。平たく言えば、「心は男(女)なのに、体は女(男)」という状態を指す。
より広義な用語として「トランスジェンダー」という言葉もある。いわゆる「LGBT」の「T」のことだ。
ひょんなことから、性同一性障害の治療を続けながら、ある建設会社で働いている男性(元女性)に取材する機会を得た。
彼(仮名Aさん)が元女性であることは、社内の人間は知っているが、社外の人間には知られていない。
なぜAさんは建築の仕事に就いたのか?Aさんを雇用する会社にとってリスクはないのか?その辺りを本人と社長に聞いてきた。
建設業界にも多様性の波が押し寄せてるなー。
こういうマイノリティな人のほうが頑張ってくれるから、総じて優秀だったりするんだよねー。
まさにSDGsですね。
多様な世界を受け入れることができるかどうかは個人の受容にかかっていると思います。