法面屋には法面屋のゲン担ぎ
突然ですが、法面屋の飯の食い方って知ってますか?
コレはかなり昔に聞いた話ですが、まだ駆け出しの監督で、現場に行って職人と一緒になって現場をやってた頃に職人の親方が言ってたことです。
「汁かけ飯を食べる時に、汁にご飯を入れるのか?ご飯に汁を入れるのか?どっちだ?」って言われたことがありました。
皆さんはどっちですか?
法面屋としては、ご飯に汁をかけてはダメだそうです!要は、汁は雨、米が土で山が崩れるので、崩れないようにゲンを担ぐそうです!(笑)
よって、法面屋としての答えは「汁にご飯を入れる」でした。
まあ、ぶっちゃけ、それを聞いた時に「・・・」と絶句しましたが、昔の人はこういうの好きですよね(笑)。
ゲンを担ぐのも良いけど・・・
昔は、法面施工する前に安全祈願として御神酒をまいて回る親方もいましたし、ロータリーパーカッションに御神酒をまいて、それを飲み出して飲みながらアンカー削孔してる業者もいました(笑)。
今思えば、ゲンを担ぐのも良いですけど、もっと安全にやることやりゃトラブルも怪我も少なくて済むように思います。
人によっていろいろなゲン担ぎがあるので否定はしませんが、強制参加はやめて欲しいところですね(笑)。
皆さんは、現場でゲンを担ぐことありますか?
私は基本的にそういうのは一切ありませんが、現場が上手くいかない時は一旦休憩して、仕切り直しをし、上手くいかせようとすることを諦めます。
そういう時に限って、急いでいたりするので、そういうことを一切諦めて、しっかりゆっくり確実にやろう!って感じに思い直します。
すると、意外とスンナリ行ったりすることが多いです。結局は気持ちだけが焦ってしまい、しっかり基本ができていないことがあるということですね。
祈ったりお願いするよりも、確実な行動と基本的な行動で現場を修正していくほうが、結果的に良い方向に向かうと思っているので、ゲン担ぎにはあまり用がないイメージです(笑)。※現実主義
※この記事は、『新エンタの法面管理塾』の記事を再編集したものです。