施工管理ツールを導入している現場は30%未満。建設現場で働く社員に聞いた「建設現場のデジタル活用実態調査」

目前に迫る建設業界の残業規制適用を受けて、ウィルグループの建設業界に特化した人材サービスを展開する株式会社ウィルオブ・コンストラクションは、全国の建設現場で就業する10代~60代の技術者444名を対象に「建設現場のデジタル活用の実態」に関するアンケート調査を実施した。

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現場で施工管理ツールを利用している技術者は全体の26.1%

【就業先の現場で施工管理ツール(システム)を使っているか】という質問では、26.1%が「はい」と回答。施工管理ツールを導入していない現場がまだ多数であることがわかった。

施工管理ツールを利用している約8割が業務効率化や工数削減を実感

施工管理ツールを利用していると回答した技術者に、【施工管理ツール(システム)の利用は、業務効率化や工数削減につながっていると感じるか】について聞いたところ、「感じる(33.0%)」「やや感じる(48.2%)」と回答した人が81.2%で、施工管理ツール導入による業務効率化を実感している結果となった。

7割近くが、現場でチャットツールを利用していると回答

【就業先の現場で、電話・メール以外にチャットでの連絡・コミュニケーションを行なっているか】の質問では、67.1%が「はい」と回答。施工管理ツールと比較して、チャットツールは7割近くが活用し、建設現場でも浸透していることがわかる。

現場でのBIM/CIM導入は、わずか12.2%にとどまる​

【就業先の現場ではBIM/CIMを導入しているか】については、「はい」と回答した技術者はわずか12.2%だった。建設現場におけるBIM/CIMの導入率はまだ低く、導入ハードルの解消が必要であることがわかる結果となった。

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