人手不足や長時間労働、土日出勤が当たり前の建設業界は、昨今の働き方改革を受けて、これらの解決を余儀なくされています。
施工管理技士が労働時間を削減するためには、図面管理や工事写真データの管理、書類作成など、事務作業の効率化を急ぐ必要があります。
そんな建設業界の悩みを解決する施工管理アプリを導入する現場は日々増加しており、施工管理業務の一環として、クラウドツールを活用することがスタンダードになりつつあります。
現場の仕事に集中したいのに毎日事務作業に追われている、大量の図面データや工事写真の確認に工数を割いている、人手不足で残業が減らず困っている、そんな施工管理技士にオススメの施工管理アプリ10種類を、厳選して紹介します。
施工管理アプリ1. Photoruction(フォトラクション)
「Photoruction(フォトラクション)」は、スマホのカメラを使って建築現場で必要な大量の工事写真を撮影し、そのままクラウド上で管理・共有することができる施工管理アプリです。撮影・整理・共有の手間を省くことで、建築品質の向上が期待できます。
導入した現場からは、現場一人あたりの作業時間が月8時間減った、報告作業にかける時間が95%削減した、システム運営費用が60%削減できた、という声が上がっています。
フォトラクションを開発した会社の社長も現場監督経験者で、現場の悩みを理解しているため、現場技術者から「使いやすい」と評価されるのも納得です。
施工管理アプリ2. ANDPAD(アンドパッド)
「ANDPAD(アンドパッド)」は、施工現場の業務を強力にサポートしてくれるスマートフォンの施工管理アプリです。
工程表、カレンダー、写真・資料の管理、OB管理、検査、チャット、日報、営業管理、見積作成、受発注データの管理など、さまざまな業務をこのアプリだけで行うことができます。情報を一つに集約してスムーズな施工管理をしたいときにとても便利です。
施工管理アプリ3. SITE(サイト)
「SITE(サイト)」は、クラウド上で案件管理やチャット、スケジュール管理、図面管理などを行うことで施工現場の業務効率を向上させる、現場管理アプリです。
最大の特長は、同社がリリースしている職人向けの無料アプリと連携できる点。職人向けのコミュニケーションアプリ「SITEチャット」「SITEスケジュール」と連携させることで、自社の職人だけでなく、協力業者の職人とも容易に現場の情報を共有、管理することができます。
施工管理アプリ4. Kizuku(キズク)
「Kizuku(キズク)」は、手軽にやりとりができるチャット機能をベースに、工程管理や品質管理等の現場管理ができる施工管理のクラウドサービスです。
作業の段取りや現場の下見・確認などに要する時間を短縮でき、忙しい現場監督・職人さんの負担を軽減します。本来の家づくりに専念できるので、より一層の業績向上が見込めます。
施工管理アプリ5. ダンドリワーク
「ダンドリワーク」は、建築現場での情報共有をクラウド上で行える現場管理アプリです。写真・資料・工程表などの情報を一元管理し、建築現場に関わる全ての人たちとリアルタイムでの共有が可能です。
FAXやメールで起こりがちな時間のムダや情報のムラを解消することで、空いた時間を他の作業に回せた、粗利額が上がった、クレームが減った、という声も。
その他にも顧客管理や発注請求、報告書作成、自主検査シート、施主共有、現場出退勤管理などの機能もあり、現場全体にまつわる一連の作業をワンストップで進めることが可能です。
施工管理アプリ6. SiteBox 出来形・品質・写真
「SiteBox 出来形・品質・写真」は、デジタル工事写真の小黒板電子化に対応したスマートフォン用の施工管理アプリです。スマホのカメラで記録した実測値をデータバンクに速やかに保管することで、データ紛失などのトラブルを避けることができます。
また、関連アプリやサービスが豊富にあり、組み合わせることによってさらに業務効率化を実現できます。
施工管理アプリ7. かん助
「かん助」という名称には、施工の管(かん)理・監(かん)督を助けるという意味があります。
建設現場や工事現場において、下請け業者も含めた情報共有を行い、ヒューマンエラーを抑止することで、さらなる施工品質の向上が期待できます。この施工管理システムは、パソコン(Windows)、スマホ(iPhone・Android)、タブレット(iPad)で動作可能です。
施工管理アプリ8. eYACHO
「eYACHO」は、建設現場で広く利用されている野帳の利便性を、スマホなどのデジタルデバイスで活用できる施工管理アプリです。
業務記録やメモを手書き入力でデジタル化する機能、フリーハンドできれいな図形(作図)が描ける機能など、野帳のように何でも書き込めるのが特徴。対応OSは、iOS8以降および、Windows10です。
施工管理アプリ9. 現場ポケット
「現場ポケット」は、様々な建築現場の業務効率化を実現するアプリです。現場ごとのチャット機能や日報や出退勤機能、掲示板機能、報告書を簡単に作れる機能、写真が自動で整理される機能など、現場管理に必要な機能が揃っています。
月額8,800円(税込9,680円)というリーズナブルさや、データ容量やユーザー数も無制限で使えることも嬉しい点です。
施工管理アプリ10. テラ施工管理
「テラ施工管理」は、現場で簡単に使える、完全無料の施工管理アプリです。必要な機能のみでシンプルなため、直感的に操作可能です。
主に、トーク機能、掲示板機能、写真・書類管理機能、位置情報共有機能、メンバー管理機能を備えています。必要な情報が必要な時に、現場の職人・社内で簡単に共有できます。
職人が簡単に使えるよう、直感的に操作ができるつくりになっており、かつ期間限定やデータ容量の制限もなく、完全無料で利用することが可能です。
以上、施工管理で活用できるスマホアプリを10種類紹介しました。
利用料金や動作環境は変更になる場合もありますので、詳細は公式サイトでご確認ください。
施工管理を担当する現場の生産性が向上しますように!