現場でデキる人になりたい!そう感じる人も多いのではないだろうか。現場で観察していると、仕事がデキる人には共通点があることに気付く。
具体的にはどんな特徴があるのだろうか。施工管理として現役で現場を見てきた私が「デキる仕事人の特徴」を解説する。
感情的にならない
デキる仕事人は感情的にならない。感情的になって冷静な判断ができない人が多い一方で、どんな時も冷静に物事を見れる人は仕事がデキる人が多い。
現場では予想外の出来事が日常的に発生する。イレギュラーなことが起こった場合でも、感情的にならずに冷静に対応するというのは難しいことだが、とても大切なことだ。
一緒に働いていて、何か起こった時に毎回感情的になる人よりも、冷静に対処して指示を出せる人のほうが周囲からの信頼が厚い。日々の自分の言動等を冷静に見る意識を持ってみよう。
トラブルに慌てない
特徴2つ目は、トラブルに慌てないこと。常に現場では予想外のトラブルが起きるが、その度に即座に周りと意思疎通を図り、現場を確実に進めていく能力を持ち合わせている人は意外と少ない。
現場を何十年と経験しているベテランでも、トラブルが発生すると慌てる人も多い。逆に、年齢は若くてもトラブルが起きてもどっしりと構えている人を見ると、安心感がある。トラブルが起きた時にも冷静な対応を心がけたい。
コミュニケーションが取れる
現場でありがちなのが、監督と職人のトラブルだ。施工管理からすると、思ったように工程が進まなければ職人の責任にしたがる。一方、職人は、仕事が進まなければ施工管理の段取りが悪いと責任転嫁しがちだ。
どんな状況でも、なぜ今現場が進捗していないのか?なにが問題なのか?をコミュニケーションを取りながら考え、現場を進められる人こそ仕事がデキる人だ。
また、後輩等に「昔はこうだった」と自分の時代の昔話をすることも厳禁だ。今の若い世代の目線になってきちんと話を聞き、発言することができる人こそスマートで仕事がデキる人である。
他責にせず、責任を取れる
どんなにベテランでも失敗はする。失敗をした時にこそ、その人の本性が現れる。仕事がデキない人は、現場で失敗した時にすぐに他責にしてしまいがちだ。仕事に対して責任感がないからだろう。
自分が失敗した時にきちんと「すみません」が言えるかどうか、ここが大きなポイントとなる。謝ることができる大人は本当に少ない。責任が自分に降りかかろうとした時に人間の弱いところが出る。そこで人のせいにしている人間ほど惨めなものはない。
自分の失敗はもちろんだが、自分の指示で失敗した後輩や部下のミスに対しても謝ることができる人間は、現場でもやはりデキる人であることが多い。
「ありがとう」が言える
何か後輩が道具を取ってきてくれた時や現場で自分を手伝ってくれた時などに、「ありがとな」と言える人は仕事がデキる人が多い。感謝の気持ちがあるからだ。
1人で現場を進めることはできない。人は現場で財産だということが身に染みてわかっているからこそ、「ありがとう」という言葉が素直に出てくるのかもしれない。
「ありがとう」という言葉は本当に大切だ。感謝することを今日から意識すれば、仕事の意識も変わってくるかもしれない。
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