大手建設会社と地元建設業者で働く良い所・悪い所
私は大手建設会社で働くメリットとデミリットをよく知っています。
地元建設業者で働くメリットとデミリットも、現在進行形なのでよく知っています。
そこで地元建設業者と比較して、大手建設会社で働くメリットとデミリットを書いてみようと思います。全部で39項目です。
コレを見て、何かの参考になればと思います。
大手建設会社で働く人のメリット
大手建設会社で働くメリットは、こんな感じです。
- 景気の動向によって給料が上がりやすい(今は凄い上がりっぷりです!)。
- 元請け工事を経験できる。
- コンパの際、有名ゼネコンだと若干だが、良い雰囲気になる可能性。
- 大規模工事を経験できる。
- スーパーゼネコンと仕事できる。
- 安全に詳しくなる。
- 実行予算が組める様になる。
- 資格が取りやすい環境。
- とにかく安定感。
- 汚れ仕事が少ない。
- 年上の職人と仕事ができる。
- 休みを取りやすい。
- 社長と会う事はまずない。
- イロイロな県に行ける。
- 定年後も再雇用が見込める。
- 銀行の信用度が高い(住宅ローンなど)。
- 現場では自分自身の考えである程度動ける。
- パソコンスキルはある程度確立する。
- CADを使える様になる。
- 設計、積算ができる(人による)。
- 新しい工事を体験出来る、経験できる。
大手建設会社で働く人のデメリット
一方、大手建設会社で働くデメリットは、こんな感じです。
- 担当部署によるが、元請け工事と下請工事を同時に管理する場合がある。
- 価格交渉を現場がやらない場合がある(購買部がある場合)。
- 実行予算がシステム化されており、単価は統一で現場が上手く行かない。
- いかに上司・会社をだまして予算を組むかにチカラを入れてしまう。
- 残業が半端なくある(とくに社内書類で)。
- 社内書類が複雑でコンプライアンスがうるさい。
- 安定しすぎて不安になる。
- 汚れ仕事を率先してやる人は会社にアホかと思われる(これ私でした)。
- 年上の過ぎる職人がウザイ。
- 休みが取りづらい。
- 希望要望はまず通らない。
- 現場で1万円以上を使用する場合稟議書が必要。
- イロイロな県に転勤させられる。
- かつての上司が契約社員になるも、命令してきてウザイ(聞いた話)。
- 男社会で女性と出会う機会が少ない。
- アレもコレもやれやれ言われる。
- 上司が決めた職人がって言う愚痴が出やすい。
- もの凄くバカな上司がいる(そのくせ威張る)。
……こんな感じでしょうか?
オススメ就職順序は大手建設会社から
良いところも悪いところも加味しての仕事ですから、一概には言えませんが、やはり何が大手建設会社で働いていて良いかというと安定感でしょうね。これは大きいです。仕事している以上は会社自体の安定度合いは非常に大事です。
安定……われわれ中小弱小親方企業は、大手企業がふっーっと吹けば、簡単にユラユラしますから(若干粘る?)。
私のオススメする就職順序はやはり大手です。一度は大手企業に行って下さい!その方が視野的にも技術的にも上を目指せます。そして、5年以上10年程度働いたら、地元建設業か大手企業か決めれば良いわけです。その方が効率が良いです。
ドーンとデッカイ仕事をしてみて、それが合うか合わないか。小さい方には合わせるの楽ですからね。
※この記事は『新エンタの法面管理塾』の記事を再編集したものです。