令和になっても昭和の香りが漂う建築現場
令和の時代になっても、建築現場には昭和の匂いがプンプンする人が多いです。
彼らの多くが「これくらい、あいさつやで~」と、言わんばかりにセクハラ・下ネタをぶちこんできます。
「わし、おっきいおっぱいが好き~」くらいは、むしろかわいいレベルです。
私も色々な攻撃(口撃)と日々戦っているうちに、それなりに動じなくなりました。
しかし、中にはゲスすぎる下ネタ炸裂職人も存在するんです。
施主の近くで大声で下ネタを披露する親方
あるリフォーム工事の現場でのことです。
外での作業が一段落ついたので、一服の時間に。施主の奥様がお茶などを用意してくれたので、そのまま庭先で頂くことになりました。
そんな時に、ある40代の親方が弟子の若い男の子に向かって、かな~り濃いリアルな下ネタトークを始めたんです。
この親方は、少し離れていた私にも話の中身がしっかり聞こえるような声量で、「オマエは、〇〇なんやろお?」と、嫌がらせのように楽しそうに話し続けました。
若い男の子は恥ずかしそうに苦笑しながら、返す言葉も出てこないようでした。
お客様にも聞こえてしまうかもしれないほどの大声だったので、私は嗜めるように少し近づきました。
すると、さすがに察したのか、その親方は下ネタをやめて、笑って誤魔化していました。
TPOを考えない施工店のトップ
この親方は、私が発注した下請け施工店の「アタマ」です。そんな立場の人が、そんなしょうもない話を仕事先の、しかもお客様の庭先で始めたんです。
場所が場所なだけに、御近所様にも聞こえるかもしれません(どこで話していようが、下品で嫌になることには変わりませんが)。
この親方とは、後にも先にもその一度切りの仕事となりました。二度と私の現場にはその施工店には仕事をお願いしていません。
いくら仕事ができても、TPOも判断出来ない人は現場に不要です。
逆セクハラでおっさんたちに先制パンチ
別の現場でも、平然とセクハラをしてくる職人がいました。
ある日、一服の時間に「隣に座りなさい!」とその職人にお呼ばれされたので向かうと、すごく自然に膝枕をされました。この程度では、私も「いつものことか」と動じません。
しかし、そのまま口を開いた大工が一言。
「葉月ちゃんは、Fカップやなあ」そして、少し間を置いて「フリーサイズのFやけどなぁ!」
カチンときましたが、一方で「上手いこというなあ」と感心してしまいました。
その日から、私は自ら「私はFカップだ!」とおっさんたちに名乗り出ることにしました。
先制パンチを喰らったおっさんたちは、大抵は逆に恥ずかしくなり口ごもるようになるので、ネタとして重宝しています。
相手を思いやる気持ちに性別は関係ない
性別が違えば、脳の造りも異なります。なので、お互いのことを完璧に理解するのは不可能です。
でも、理解しようとする「気遣い」や「おもいやり」を常に持って、日々の仕事に臨んでほしいんです。
いい年なのに、そんなことも分からないんですか?
昭和のおっさんたちには「いい加減、空気読めよ!」と、強く言いたいです。
その層はそのうち大量退職するから若者で変えていきましょう!