電気工事士に合格した小学5年生
電気施工管理 7年目の若造です。
最近あるニュースをみて、ふと思うことがありました。小学5年生の男の子が、第二種電気工事士に合格したというのです。免状を持った笑顔の男の子がトップ画像で掲載されていました。
資格取得を志した理由は、「おばあちゃんの家の古くなったコンセントを新しくしてあげたい」と思ったからだそうです。どんな教育を受ければこんなまっすぐなお子さんが育つのでしょうか?(筆者はコンセントが古い、新しいなど今でも気にしません! 使えればOKです!)
それはさておき、第二種電気工事士という資格は、一見合格者もたくさんいて簡単そうに見えます。ですが、小学生が思い立って簡単に取れるような資格ではありません。
筆記試験では電気に関する計算式等も多数出題され、普通の生活では出会わない工具、材料、試験器覚えることがいっぱい。高校生でも普通に落ちます。さらに、筆記試験合格者には二次試験が!
実際にケーブルやスイッチ、コンセントなどを問題通りに施工する技能試験を合格し、晴れて免状取得となります。
あらためて、合格おめでとう! すごい!
あの頃の純粋な心はどこへ?
本題はここからですね。
自分は、誰かの笑顔がみたくて、誰かの役にたちたくて、仕事をしているでしょうか・・・
していませんね! 強いて言うなら金、かね、カネです。
もう社会に染まってますね!(笑) でも、それが社会なんですよ。ボランティアじゃ生きていけません! 「誰かの笑顔がみたくて仕事してます!」と上司に言ったら、「キレイごと言ってんじゃねぇ!」と笑われます。
それが社会なんですよ! そして、心の優しい人から会社を辞めていくんです(筆者は「大人達は心を捨てろ捨てろと言うが 俺はいやなのさ・・・♪」という尾崎豊さんの曲のワンフレーズを胸に刻み乗り越えてきた)。
けれど、この男の子は間違ってないと思います。結局、一番でっかくなるのは目的を持った人ですよね。
建設業界のニュースといったら談合、談合、また談合・・・
そんななかで初心に帰って大切な気持ちを思い出させて、考えさせてくれた男の子。いずれ電気工事業に入り、明るい未来を共に切り開けることを待ち望んでいます。
コンセントを交換するときはブレーカーを開放して検電確認してね!