女々しい男性建設技術者たち
若い女性建設技術者(けんせつ小町)としてチヤホヤされている私も、しばらく建設現場で働いていると、男勝りな性格になってきたような気がします。もとより私は強気の性格なのですが、最近は男性建設技術者たちのことを「女々しい」と思うことも、かなり増えてきました。
たまたま私の周りに女々しい男性の建設技術者が多いからかもしれませんが、最近は特に、女々しい男性技術者が建設現場で目に付いて仕方ありません。
しかも該当者は一人ではなく、私の会社だけでも複数名いるのです。
怒られるとすぐ泣く男性建設技術者
建設現場では、何らかのミスをして上司に注意されたり怒られたりすることはしょっちゅうあります。私も最初はその建設現場の厳しさに驚きましたが、男性建設技術者たちも怒られるたびに、会社や事務所でしくしくと泣いています。
ここは会社ですし、そんなことが許されるのかと私は不思議に思いましたが、彼らは毎回めそめそして上司を困らせています。
私も時には悔しくて、陰で泣くことはありますし、「男だから泣くな」とも言いませんが、彼らは何かしら泣いています。しかもそのような若い男性建設技術者は複数いるのです。
そんな彼らに対して、厳しく接する上司や、優しく慰める上司など、対応は様々ですが、私には「そんなことで、よく人前で泣けるな」と理解不能です。
すぐに「辞めたい」と言い出す男性建設技術者
仕事がうまくいかなかったり、何か失敗して怒られたりすると、すぐに決まって「もう辞めたい」と言い出す男性建設技術者も多いです。
本気で今すぐ辞める意思はないようなのですが、「よし、次は失敗しないように気をつけよう!」というような方向には行けないのだろうかと毎回疑問に思っています。
同期や後輩がそのような泣き言を吐いていると、私は毎回決まって「じゃあ辞めて他を探せば?」と無表情で提案しています。
辞めることに特に反対もしていないし、私自身もこの先何があるのか分かりませんので、自分に本当に向いていないと思うのなら、他の仕事を探せばいいだけだと思っているのですが、彼らは愚痴のように「辞めたい」というだけで中途半端なのです。
他の建設会社に転職するにせよ、他の業界に転職するにせよ、勝手にしろと思います。ただでさえ人手が不足している日本の建設技術者がまた一人減るのは、業界的にはマズイかもしれませんが……。
意見したり間違いを指摘できない男性建設技術者
私の会社のいいところは、年齢や役職、性別に関係なく意見を尊重してもらえることだと思っています。新入社員であろうが良い意見を出したら採用されますし、役員であろうが間違っていれば、私は指摘・意見をします。
そんな良い環境であるのに、全く自分の意見を持たずに毎日仕事をしている男性技術者がなんて多いことか。
私はおせっかいながら、いろいろな意見を出しています。
現場で職人さんに指示を出し、細かいところまで確認するのが現場監督の仕事なのですが、確認している中で職人さんの作業ミスなどを見つけると、すぐに指摘し修正してもらいます。こちらの連絡ミス、相手の勘違いなど要因はいろいろなのですが、女々しい男性技術者たちは、そのような間違いを面と向かって指摘できないのです。現場監督として致命的です。
何が間違っているのかが分からない人はまた別なのですが、「せっかくやってくれたのに間違いを指摘するのは悪いから」という、わけのわからない理由で見て見ぬふりをする人がいます。
何に怯えて何に気を遣っているのか分かりませんが、出戻りばかりで仕事にならないのです。
女々しい若い男性建設技術者たちは、全く私には理解ができません。
いちいち男と女で分ける必要もないだろう。