法面とは?土木業界ってどんな仕事? 人に簡単に説明できますか

法面とは?土木業界ってどんな仕事? 人に簡単に説明できますか

知らないことは不安と恐怖でしかない

皆さんこんにちは。エンタです。

先日から現場打吹付法枠工の説明をしておりました。一般の皆さんにも好評のようで良かったです。

こういった仕事は専門的なようで、実はそんなに大したことのない仕事って知ってもらえると、仕事の敷居が下がると思うんです。

「こんな凄い仕事やってるんだ!」って言うのは他人の評価なんですよね。我々施工者は「バカでもできる簡単な仕事」って言っているほうが良いと、私は思っています。

仕事の一連の流れを見せることで、「コレ俺(私)でもできそう!」って思ってもらうことって、今後の我々の仕事に就いてくれる”可能性”なんです。

そもそもですが、自分がやっている仕事を簡単に説明できますか?人に簡単に説明できますか?自分がやっていることですよ?

意外と難しいですよね(笑)。ということは、他者にはもっと分かりにくいんです。

そんな分からない仕事に誰かが就職してくると思います?自分自身だったらどうでしょうか?ハーローワークや就職情報誌、転職情報で調べる仕事って自分が経験した仕事ですよね。

知らないことは不安と恐怖でしかないってことです。ということは、知ってもらう必要があるんです。

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仕事内容を知ってもらう方法

知ってもらうにはどうするか?

今の時代は、自社HPはあって当然で、SNSを使ってとかやっている方も多々いると思います。しかし、実際はSNSの拡散とかも実はあまり効果的ではありません!

なぜなら流れがサッパリ分からない。そしてその業界の派手な部分だけを出しているじゃないですか~。法面業界だったら吹付状況とか!(笑)悪くはないですが、そこだけじゃないんです。

自分が求職者だったら他がサッパリ分からない!ってなると思います。他の細かい部分知りたいと思いませんか?

結束線はどうやって使ってる?ハッカーを使ってクルクル回してる動画とか。そもそも、結束線とは?

求職者からすれば派手な部分は難しそうにも見えます。実際は簡単でも、派手なものは難易度も上がって見えるものです。

しかし、実際の吹付なんて法枠工の3分の1の施工時間ですよ?ほとんどの仕事は法枠組立。

SNSで見ていると派手になりがちなので、地味な動画に変えてみて下さい。派手な動画は、難しそうに見えるから求職者を躊躇させます!

求職者は映えない動画や画像を見て、自分にできるかを判断すると思います!

みんな疲れてるんですよ。映えに!どーでも良いんですよ。もう、映えとか、キラキラ系とか(笑)。

いかに簡単な仕事かをアピールする

我々法面屋、土木屋には映えは必要ないんです。地味な作業をカッコよくのほうがいい!

この写真なんてラス張りしてるだけの写真ですが、なんかカッコいいですよね(笑)。

撮り方にもよりますが、「網を垂らしてるだけなら自分にもできそう!」って思わせる。

素人の方が「ロープに下がって仕事するってだけ」と聞くと難しそうじゃないですか?でも、実際はロープワークなんて一切せずに、ロリップ使ってロープにセットするだけ(救助みたいなザイルを使用)で仕事してますよね?

法面屋でロープワークを駆使して作業なんて一切やってませんし、誰も知らないですよね。そんな情報発信をしていったほうが、この業界がもっと盛り上がると思うんですけどね。

我々の仕事がいかに簡単かを競ってSNSにあげて行きたいところです。

※この記事は、『新エンタの法面管理塾』の記事を再編集したものです。

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大手法面専門建設会社に就職後、32歳で独立。あまりの暇さに「新エンタの法面管理塾」というブログを開設し、法面のノウハウを公開しています。
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