困った工事写真の撮り方

“気になる”写真の撮り方

よく写真の撮り方で気になる撮り方をする方がいます。

自戒の念を込めて、それを羅列していきます(笑)。

  1. 役所担当者の体が切れている(できる限り全体が入るように)
  2. デジカメなのに超接写で撮ってる(ある程度PCでアップできるの知ってますよね?)
  3. 同じ写真を必ず2回撮る(昔のクセ?昔はフィルムでボケたりしたので)
  4. どこの写真か分からない(近すぎる)
  5. 全部撮る(施工計画には適宜)
  6. 撮るのが遅い(ピンホール持ってる手が震えてくるよね?)
  7. 黒板が切れてる(黒板大事だよね?)
  8. 毎回撮り方が違う(同じ撮り方のほうが見る人は分かりやすい)
  9. なんの写真か分からない(遠すぎる)
  10. 自分では撮らないのに文句を言う(撮り方には癖が出る)
  11. コダワリが強すぎる!(一番嫌)
  12. 何度も同じところを撮っている(40過ぎると忘れてる。笑)
  13. 黒板の誤字脱字が酷い(適性試験を適当試験と書くなど。今どきは電子小黒板ですけど)
  14. そもそも写真管理を理解していない(監督ではない可能性)
  15. カメラの電池が切れてる(もう論外)
  16. カメラを忘れる(手ぶらか?)
  17. 撮り忘れを、戻してまで再現し撮ろうとする(超迷惑)

皆さんはどうでしょうか?

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写真さえあれば証拠になる

写真管理は監督の業務として非常に大事な部分です。

一般人がパッと見ても、何をどのように施工しているかが一目瞭然に撮れていますか?

何の長さを測っている?何の状況を撮っている?パッと見で分かりますか?

不可視部分は多めに撮っていますか?

品質を証明できる写真をしっかり撮っていますか?

重要構造物であればなおさらです。

何かあっても写真さえあれば証拠になります!

写真は絶対です!

写真をバシャバシャ撮っても、今はデータなので無いよりはマシです。写真はたくさん撮りましょう。

ベテランになれば逆にツボだけ押さえてしまうようになりがちです。検査時でも口で説明できるからです。

しかし、見せて終われるならそれも1つの方法です。どのように竣工検査を受けるか?それは皆さん次第です。

私はどちらかと言うと、口八丁手八丁派です(笑)。

それともう1つ。

写真を撮った時の記憶って、その写真を見ると思い出します。イロイロな苦労した現場の状況がパァーっと浮かび上がります。

管理以外の写真もオススメします!

あなたのその時の気持ちや感情を写真が切り取ってくれます。動画はすぐに忘れてしまいがちですが、写真はなぜか断片化した記憶を再構築してくれます。

数年前の現場の写真をたまに見ると何だか嬉しい気持ちになったり、また明日の糧になることがあります。苦労した時はなお思い出します。

周囲の写真を撮ってみて下さい。これも現場監督の醍醐味の1つです!

※この記事は、『新エンタの法面管理塾』の記事を再編集したものです。

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大手法面専門建設会社に就職後、32歳で独立。あまりの暇さに「新エンタの法面管理塾」というブログを開設し、法面のノウハウを公開しています。
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