フルハーネス型安全帯への買替えに補助金。 申し込みは7月31日まで

建災防、フルハーネス型安全帯への買替えに補助金

建設業労働災害防止協会(建災防)は、墜落制止用器具(安全帯)の買替えに掛かる補助金の申請手続きを7月1日から開始した。

対象者は、中小企業基本法の中小企業者に該当する法人と個人、労災保険に特別加入している個人事業者、その他厚生労働大臣の承認を得て建災防が適当と認める者。

補助金の交付額は、安全帯1本あたり12,500円が上限(同一申請者の上限額は500,000円)。

今年2月1日に改正した新規格に適合していない安全帯から、次に掲げる基準(追加安全措置)のうち2項目以上に適合するフルハーネス型安全帯への買い換えが対象となる。

  • 背中X字腿V字型
  • 2本ランヤード又は追加の補助ロープ(ランヤード+補助ロープ)
  • ロック装置付き巻取器
  • サスペンショントラウマ防止ストラップ
  • ワンタッチバックル
  • 反射板等

フルハーネス型安全帯の新規購入は対象外

補助金交付の条件はあくまで”買替え”であり、旧規格の安全帯を所有しておらず、新規購入の場合は対象外となる。

また、この補助金は申請者すべてに交付されるものではなく、事業場の規模や業務の危険度、対象機械等の安全性等を委員会で審査した上で競争的に交付を決定する。

申請の受付期間は7月31日(水)まで。9月上旬に交付先が決定する予定。

[amazon_link asins=’B07N81CX3F,B07N7Z6STB,B0143VD7ZQ,B07P7MWVWW,B07NMX1C35,B01K9UBHFM,B00TGL9RF8′ template=’ProductCarousel’ store=’sekokamisama-22′ marketplace=’JP’ link_id=’79fb9391-eab7-45fb-99ae-6e3a7059ca1c’]

この記事のコメントを見る

この記事をSNSでシェア

こちらも合わせてどうぞ!
「下ネタと安全帯が当然」の建設現場は嫌だ!24歳女性現場監督の告白
「フルハーネス義務化」を勘違いしてる人が多すぎる!現役講師からの警告
BIMを活用したいけれど、どうすればいい? アウトソーシングや人材派遣で解決しよう
VRで死を体験。大東建託が恐怖で安全意識を向上させる新技術
ちょっと待った!フルハーネス型安全帯の義務化と2丁掛けの盲点
なぜ日本は「フルハーネス後進国」なのか?世界的メーカー3Mに聞いた
施工の神様とは、株式会社ウィルオブ・コンストラクションが運営する、「現場目線」の情報を伝える新時代の建設メディアです。

建設業では、しばらくの間、現場の「生の声」が置き去りにされてきました。
長らく3Kと呼ばれてきた建設業は今、国土交通省主導による働き方改革やi-Construction、若手人材の確保育成、資格制度の見直し、地域防災の観点などから、大きな変革期を迎えています。
施工の神様は、施工に関する技術やノウハウ、体験の共有・伝承・蓄積という側面に加え、実際に建設現場で働く建設技術者・技能者の生の声を、建設業界および世間一般に伝えるという役割も積極的に担ってまいります。

個人・企業を問わず、取材してほしい方・執筆協力いただける方・PRしたいことがある方を募集しています。 お問い合わせはこちらへ。
モバイルバージョンを終了