現場監督ほど自由な仕事はない! 竣工書類も毎日コツコツやれば楽勝ですよね?

現場監督って本当に忙しいですか?

現場監督って言うほど忙しいですか?

それとも、忙しそうに見えますか?

こういう風に書くと怒られそうですが、忙しい時と暇な時の差が激しいっていうのが事実です。

忙しい時は現場の乗込前です。元請けであれば、現場説明(現説)から始まっていくわけですが、土工事でダンプや運搬車輌が絡むのであれば、道路使用許可・占有許可などの申請からはじまります。

道路って勝手に使ってはダメなんです。まして特車申請なども必要になってきます。許可申請が警察や役所などから下りてきて初めて現場周囲に大型の機械や車輌を通行させることが出来るんです。たったコレだけの事で2週間くらいか掛かったりするんですよね。

なので、現場に行くと車の経路図とか渡されると思いますが、アレは許可を取っている道や近隣住民に許可を得ている道という事なんです。

また、許可取りでは、近隣住民の挨拶が非常に大変なんです。やっぱり工事が気に入らない人もいますから。この時点でまだ着工されていないわけで、同時進行で役所に施工計画を提出したり材料の承認願いを出したりするわけです。下請との現説を行ってお金を決めて、乗込日を決めるわけですが、その間に材料の注文などその他の調整などを行います。

上記のことは、現場が始まるまでに同時進行で一気に行くので結構忙しい! 場合によっては、2現場掛持ち(元請けと下請現場)ということも十分あり得ます。プラス現場事務所の設置や土地借地なども入ってきます。

1日に数枚しか写真を撮らない時もある

そうこうしていると現場が始まります。

始まったばかりだと、現場の用地確認から始まり、施工範囲の確認、図面との相違などを確認していきます。下請が入ってくると一息つく感じです。最初はバタついていますが、ある程度進んでくると余裕が出てくるわけです。

その時はマジで暇です(笑)。

1日に数枚しか写真を撮らない時もあります。他の現場の手伝いに行けるくらい暇な時もあります。

そんな時に私はプログラミングを覚えたりしていました(笑)。大きい現場になると数ヶ月暇ですから。

何もしないわけではないのですが、毎日写真整理し、変更施工計画・変更予算や履行報告・打合せ簿・出来高報告・現場の出来形確認などなどの通常業務は数時間程度で済みます。設計変更が多いとちょっと面倒ですが、まあ暇かな?

と言っても、そのうち現場も終盤になって来るとバタバタしてくるんですが。

よくあるパターンで、竣工書類の作成と重なるのが、次の現場の段取り。コレが一番しんどいんですよね。アッチもコッチもでマジでキレやすくなる時期です(笑)。

この時期の、職人のしょうもない失敗には・・・(自粛)。

現場監督ほど自由度の高い職業はない!

このように、現場監督には忙しい時期と暇な時期があるんです。

だから、均してみると意外と現場監督って暇な部類じゃないかと思うわけです(現場のコントロール次第)。地場の土木屋みたいに、施工も管理もやるような強者であればメッチャ忙しいでしょうけど。

どこの現場も、絶対に現場監督が現場を回しているわけです。自分の都合で上手く立ち回れば良いんですよ!?

土曜日だって休めばいいんです。

子供の運動会? 行けば良いんです!

授業参観? 是非行って欲しいです!

平日に彼女とデート? 絶対に行くべきです!!

職人には職人の都合があるように、下請には下請の都合があります。現場監督にも現場監督の都合があるんです。みんな尊重し合って上手く現場を回せば良いじゃない?

そりゃ工期がクリティカルな現場もあります。それでも休みたいように休む! 休めるように作って行くんです。現場監督が現場をコントロールして行くんです。

現場監督であれば、方法はいくらでもありますよね? 竣工書類も毎日コツコツやってれば楽勝ですよね?

現場のコントロールは現場監督の醍醐味の一つです。これだけ自由度の高い職業ってあまりないですよね。

現場監督って本当に楽しくてやり甲斐ある職業ですから!

※人によって感じ方は違いますが、私が施工管理を行っていた時はそんな感じでした。皆さんが全員一緒とは言いませんが、そうも変わらないと思ってはいます。

※この記事は『新エンタの法面管理塾』の記事を再編集したものです。

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大手法面専門建設会社に就職後、32歳で独立。あまりの暇さに「新エンタの法面管理塾」というブログを開設し、法面のノウハウを公開しています。
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