現場所長なのに…。建設現場でやってしまった失敗

建設現場ではミスは付き物だ。新人がミスをすると思われがちだが、実際には、現場所長でもミスをしてしまう。

あまりにも業務が膨大なため、何年経っても1現場で必ず1つはミスをしてしまうのが、この仕事の難しいところだ。

今回は、現場所長の私が実際にやってしまった失敗談をお話ししよう。

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現場でのミス

まず私がいまだに現場でしてしまうミスは、職人との意思疎通でのミスだ。

例えば、生コン打設の日に、撮影したい写真があったにも関わらず、意思の共有を忘れていたために、写真を撮影する前に生コン打設が終わっていたということがあった。

所長になって忙しくなればなるほど、職人との意思疎通が難しくなる傾向にある。特に、現場に付きっきりなら良いのだが、現場事務所で事務作業をしていると、現場の状況を100%把握するのは難しい。

現場で自分のイメージではこう進んでいるのに、実際の現場ではそれと意図しないことが行われていた、というような経験は皆さんお持ちなのではないだろうか。

過去にこんなこともあった。「立会があるので、埋め戻しまでしたら1回作業をストップしてくれ」と伝えておいたにも関わらず、埋め戻し後に擁壁の施工準備を進めてしまっていた、なんてこともあった。

新人の時のように単純なミスではなく、現場のことが分かるようになったからこそ、「このくらいはみんな理解しているはず」といった過信が、大きなミスにつながることもある。

予算管理のミス

現場所長になると、徐々に工事予算としてお金を扱うことも増えてくる。そんな中、予算等でイレギュラーな事件が発生すると、思わぬところで予算がかかってしまい、金額が合わなくなってくることもしばしば。扱うお金の責任が自分に集中することのプレッシャーは計り知れない。

実際に私がやってしまったミスとして、どうやっても工期が延伸することが分かっていたにも関わらず、追加で予算を組むことを忘れてしまい、発注者に早い段階で変更予算を提出していなかったことから工事終盤になってお金が合わないことが発覚、その段階で変更予算を提出したが通らなかった…ということがあった。

追加にかかった予算は全て赤字になるという苦い経験となった。

知識と経験があれば、予算を組み直して早いうちに提出しなければならないと分かるのだが、経験不足で対応が遅れてしまった。現場所長になりたての時には、こういった金銭面でのミスも気をつけなければならない。

現場を俯瞰的に見る

解決策は、現場を俯瞰的に見ることだ。日常業務の中で現場を俯瞰的に見るというのはかなり難易度が高いことだが、現場所長など管理する立場の人間であれば、ある程度の仕事のスキルは持っているはずだ。現場を第三者の目線で俯瞰的に見て、全体の状況を把握しながら現場を回すことができれば、ミスは減らせるだろう。

また、現場で起こる問題はイレギュラーなことが多い。当初の設計にない地形、問題、設計ミス等、対応が遅れると大損失につながるものばかりだ。問題が発生すると同時に他にも対応しなければならない事例が数多く出てくるので、1つの問題に対して複数対処できるように心がけておこう。

――現場所長になってからのミスは、新人の頃とは比べ物にならないほど、会社にダメージを与える。それでもミスをしてしまうのがこの仕事の難しさである。

大切なのはミスをしないことではなく、ミスをした時に冷静に対処できるかどうかだと思う。しっかり今までの経験を振り返りながら冷静に対処したいところだ。

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