建設現場ではミスは付き物だ。新人がミスをすると思われがちだが、実際には、現場所長でもミスをしてしまう。
あまりにも業務が膨大なため、何年経っても1現場で必ず1つはミスをしてしまうのが、この仕事の難しいところだ。
今回は、現場所長の私が実際にやってしまった失敗談をお話ししよう。
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現場でのミス
まず私がいまだに現場でしてしまうミスは、職人との意思疎通でのミスだ。
例えば、生コン打設の日に、撮影したい写真があったにも関わらず、意思の共有を忘れていたために、写真を撮影する前に生コン打設が終わっていたということがあった。
所長になって忙しくなればなるほど、職人との意思疎通が難しくなる傾向にある。特に、現場に付きっきりなら良いのだが、現場事務所で事務作業をしていると、現場の状況を100%把握するのは難しい。
現場で自分のイメージではこう進んでいるのに、実際の現場ではそれと意図しないことが行われていた、というような経験は皆さんお持ちなのではないだろうか。
過去にこんなこともあった。「立会があるので、埋め戻しまでしたら1回作業をストップしてくれ」と伝えておいたにも関わらず、埋め戻し後に擁壁の施工準備を進めてしまっていた、なんてこともあった。
新人の時のように単純なミスではなく、現場のことが分かるようになったからこそ、「このくらいはみんな理解しているはず」といった過信が、大きなミスにつながることもある。
てかお前、所長じゃないだろ(笑)