土木は抱かれたい職業8位
建設会社には、筋肉隆々でカッコイイ男が多いと思っている人が多いようですが、ホントはその逆で女々しい男性社員がやたらと多いんです。
最近、ネットで話題になった「抱かれたい職業ランキング」(女子SPA!調べ)でも「大工・土木系」が第8位に輝いていましたが、けんせつ小町の私から言わせると「誤解も甚だしい!」と思わずにはいられません。
私が友人たちに「建設会社で働いている」と言うと、大抵「いいなぁ〜、逆ハーレムじゃん!」「すぐ彼氏出来るじゃん!」と言われるのですが、大学時代からそんなことは一回も思ったことはありません。ダサ男の巣窟です。
もちろん、たまにとても素敵な方もいらっしゃいますが、女々しい男性がとても多いんです。
頼りすぎの土木男
土木の現場では、何をするにも必ず人に頼ってしまう現場監督(男)をよく見かけます。確信犯みたいな男もいれば、無意識にすぐ人に「どうしたらいいと思う?」と聞きに行く男も意外とよくいます。
最初の何回かはいいのですが、私は気が短いので「いいかげん、まずは自分で考えろよ!」とキレてしまいます。現場が違えばあまり彼らとの接点はないのですが、たまたま同じ現場に配属されたり、社員旅行で同じグループになってしまったりすると相当面倒臭いのです。
同じ現場配属になったA君は、仕事が分担されてまず最初にすることが決まっています。上司や私に「これはどうしたらいいですか?」と聞くことです。もはやそれが癖になっているのか、そもそも何かが分からなくて聞いているのではなく、いつも漠然と「どうしましょう?」と聞いてくるのです。
私が知らない間に彼が職人さんに頼まれた仕事などでも、いきなり「どうしたらいいかな?」と聞いてくるので「まず、何の話?」となり、非常に面倒臭い!
ゼロから懇切丁寧に説明されて、それを順番にこなしていくのは「小学生でも出来るよ!」とたまらず言ってしまったことがあります。
たまに仏のように優しい同僚が嫌な顔一つせず、A君に付き合って手伝っているのを見かけると尊敬してしまいます。こんな男を彼氏になんかしたら、私生活でもストレスが溜まる一方ですね。
誘いを必ず断る土木男
今どき、先輩や上司から誘われた飲み会に必ず参加しなければいけない、なんていうのは古臭いと思います。人によっては「付き合いが悪い」などという人もいますが、その日の都合や体調などできっぱり断っても別に構わないと私は思っています。
しかしそれにしたって、多少の会社の付き合いはあります。私が入社したばかりの時は、早く会社の雰囲気に馴染みたいと思って、ちょっと次の日早くてしんどいな、と思っても先輩との飲み会は必ず参加していました。
しかし入社してからたった一度も会社の飲み会や食事会に参加したことがないという後輩の男性社員Hがいます。
特に残業や用事がなくてもHは絶対に断ります。新入社員歓迎会の飲み会も不参加でした。
でもHの話を聞いていると、彼の同期との遊びや飲み会には毎回参加しているらしいのです。そこで、たまたま会社の研修会で一緒になった際に、なんとなく理由を聞いてみると、「上司との付き合いとか嫌いなので」とあっさり言われてしまいました。
会社内でも先輩社員や上司とコミュニケーションを進んでする様子もなく、これは「女々しいのか?」「昔は尖っていたタイプ?」それともいわゆる「ゆとり世代なのか?」と私はハタから勝手に心配しています。
やはり建設現場での仕事は、周りとのコミュニケーションが大切な仕事であるし、たとえくだらない世間話でも、ふとしたタイミングでそういった一見無駄に見える時間が役に立つ時があると思います。将来こんな男に所長が務まるのか不安でなりません。
それにしても「抱かれたい職業ランキング」で土木が8位というのは、絶対に納得できません!