建設業界の”冬のボーナス”は156万円! 2019年も全産業でぶっちぎりのトップ

冬の平均ボーナス額が過去最高を更新

日本経済団体連合会(経団連)が、2019年の大手企業の冬のボーナス(賞与・一時金)の平均妥結額を発表した。

全産業の平均ボーナスは95万1,411円。昨冬に比べて1.77%(1万6,553円)増加した。昨年、1959年の調査開始以来、初めて冬のボーナスの平均額が90万円を超えたが、2年連続で過去最高を更新することになった。

2019年年末賞与・一時金 大手企業業種別妥結結果(加重平均)/ 経団連

建設業のボーナスは今年も圧倒的トップ

建設業の冬の平均ボーナスは156万690円と、全産業の中で今年もトップとなった。ちなみに、昨冬は159万3,228円だったので、2.04%(3万2,538円)減少している。

建設業に次いで冬のボーナスが高額だった業界は、「食品」が105万5,552円、「自動車」が102万1,265円。今年も、建設業が他業種を大きく引き離す結果となった。

建設業のボーナスは夏冬で308万円

経団連が今年8月に発表した、建設業の夏の平均ボーナスは152万2,710円だった。夏冬合わせると、2019年の平均ボーナスは308万3,400円となる。

今年も全国で多発した災害の復旧工事や東京五輪の関連工事、それに付随する再開発ラッシュ、老朽インフラの整備など、大手建設業者の好況ぶりがよく分かる結果となった。

ただし、このデータの調査対象は東証一部上場、従業員500人以上の大手企業。建設業の調査対象は夏が6社、冬が8社なので、あくまで一部の結果となる。

読者の皆様は、どうだっただろうか?

【年収700万円以上】 建築・土木施工管理の求人[PR]

ピックアップコメント

30万しか渡せ無かった。来年は倍位渡したいです。

この記事のコメントをもっと見る

この記事をSNSでシェア

こちらも合わせてどうぞ!
「工事経歴書」の書き方だけで、施工管理技士の「年収」はこんなに変わる!
【JV現場あるある】同じ仕事でも「収入差150万円」。不満を聞くのも現場監督の仕事
BIMを活用したいけれど、どうすればいい? アウトソーシングや人材派遣で解決しよう
コネでゼネコンに入社。しかし施工管理6年で退職した「公務員」の胸中…
CADオペレーターが給料アップするために「絶対必要なこと」とは?
前任者が逃亡したおかげで、高額な給料をもらえた「最高の現場」
施工の神様とは、株式会社ウィルオブ・コンストラクションが運営する、「現場目線」の情報を伝える新時代の建設メディアです。

建設業では、しばらくの間、現場の「生の声」が置き去りにされてきました。
長らく3Kと呼ばれてきた建設業は今、国土交通省主導による働き方改革やi-Construction、若手人材の確保育成、資格制度の見直し、地域防災の観点などから、大きな変革期を迎えています。
施工の神様は、施工に関する技術やノウハウ、体験の共有・伝承・蓄積という側面に加え、実際に建設現場で働く建設技術者・技能者の生の声を、建設業界および世間一般に伝えるという役割も積極的に担ってまいります。

個人・企業を問わず、取材してほしい方・執筆協力いただける方・PRしたいことがある方を募集しています。 お問い合わせはこちらへ。
モバイルバージョンを終了