過酷なJV現場で、わが社だけボーナスなし
私は当時、かなり過酷な現場に従事していた。火力発電所で排出されるフライアッシュ(廃棄物)の海面処分地の外周護岸築造工事だった。
2社JVのサブ企業メンバーとして配属されたのだが、とにかくキツイ現場で、朝6時半から夜23時がお決まりコース。ときには月の残業が200時間になることもあった。いま振り返れば精神的にも体力的にもとても自己成長させてくれた職場だったと思うが、当時は不満しかなかった。
しかも、これだけ現場は忙しいのだから、さぞ所属会社も繁盛しているかと思いきや、全社的な受注不振に陥っていた。ついには早期退職やボーナスカットなど悪い話ばかりが出てくるという最悪な社内状況。最終的にはボーナスもゼロとなった。
しかし、同じ現場のJVスポンサー企業の職員はといえば、たんまりボーナスを貰っている。他社のハシャいでいる職員たちの姿を横目で見て、とても羨ましく思ったものだ。これがJV現場の現実である。
良い話ですね。
やはり苦労無しでは一人前になれませんよ