現場には色んな人間がいるが、中には嫌みったらしい職人も存在する。現場で嫌な人間と遭遇すると仕事のパフォーマンスも落ちて良いことがない。
そんな嫌みったらしい人間とどう接して良いのか分からないと言う方も多いはず。そこで今回は、現場で嫌味ばかり言う職人への対処法を説明していこう。
自分から笑顔でアドバイスを求める
建設現場で嫌味を言ってくる人の中で多いのは、とにかくマウントを取りたい人だ。職人は自分の今までの経験を信じて疑わない。特に新人のアドバイスなど聞こうとしない。
大切なのは、この職人の経験を聞き出してあげることだ。笑顔で積極的にアドバイスを求めてみよう。
自分持っている知識や経験に対する質問をされて、嫌がる職人は少ない。いつもは嫌みったらしい職人も、アドバイスを求めることで、こいつ可愛いなと思ってくれることもある。
積極的にアドバイスを求めてみると、関係性が良い方向に進むかもしれない。
スルーできるスキルを身につける
夏は暑いし、冬は寒く、体力も求められるこの仕事。こんな労働環境で嫌味を言われたらストレスが溜まり、言い返したくなる気持ちも分かる。しかし、そこで言い返してしまうと逆効果だ。
縦社会がいまだにマストな建設業では、一度言い返してしまうと、文句を言う人間というレッテルを貼られてしまう。
言い返したくなる気持ちをグッと堪えて、素直に「はい」「そうですね」と返してみよう。嫌味を言ってくる人間も、毎回何も反論せずに返事をされると、拍子抜けしてしまうこともある。
ただし、相手の意見を聞きすぎると、なんでも言うことを聞く奴と思われてしまうので、あまりにも理不尽な場合にはしっかりと自分の意見を言おう。
言われたことをオウム返しする
この方法は最終手段だと思ってもらいたい。ただ、私の経験上、効果は絶大なのでぜひ参考に覚えておいてほしい。
「なんでそんなこともできないんだ?」と聞かれたら、「なんでこんなこともできないんですかね?」とオウム返ししてみてほしい。同じことを聞き返されると、最後には嫌味を言う気をなくす人がほとんどだ。
一見すごい嫌な人間に見えるかもしれないが、毎回嫌味を言われて精神的に病んでしまうくらいなら、この方法で撃退するくらいの気持ちで実践してみてほしい。
念押しするようだが、この方法は最終手段だ。もうどうしても耐えられない…と、自分の中で我慢の限界を感じたら、この方法を実践してみてほしい。
自分を守る手段
現場には嫌味を言う人間がたくさんいる。現場のことが分からない新人や若手に対しても、嫌味を言ってくることが多いのも事実だ。
先述した通り、この業界はただでさえ重労働でキツイ仕事である。こんな仕事をしながら嫌味を言われていては、心身ともにまいってしまう。
状況を打破するため、まずは自分で行動してみよう。うまく付き合いたいなら笑顔でアドバイスを求める、その後少し面倒だと感じたらスルーできるスキルを身につける、それでも効果がない場合は最終手段のオウム返し。
建設業界で快適に働くために、自分を守る手段はいくつか持っておこう。
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