現場監督と職人は本当に対等なのか?
私は、施工管理もやり、職人として施工もやっています。積算もやれば、設計もやっています。イロイロな施工管理者とも話しますし、職人とも話をするわけです。
このように様々な立場で働いてると、疑問に思うことがあります。
「現場監督と職人はどっちが偉いのか?」「現場監督と職人は対等なのか?」という問題です。
予算を握る現場監督とケツを割る職人
ある方から、異常に威張る現場監督がいるという話を聞きました。
その現場監督はとにかく命令口調で、自分自身は何もしないタイプ。施工管理も一部職人にやらせているそうです。そのくせ、職人のミスをガンガン突いてくるらしく、現場の雰囲気は最悪。
しかし、現場監督は当然お金(予算)も握っていますから、職人側は何も言いようがありません(決裁権があると思っているのでしょう)。そういった意味では、現場監督のほうが偉いように思いがちです。
ですが、逆に職人がいなければ現場の施工は進みません。
今の人手不足の時代は特にそうなのですが、仕事に入ってからケツを割る職人が増えているそうです。そして、「俺がいなければ仕事ができないだろう?」と人手不足を盾に脅して、単価アップの要求などをしてくるわけです。
現場監督は、職人からそう言われてしまうと何ともできなくなるので、脅されても我慢するしかないんです(私も言われたことがありました)。
そうすると、今の時代は職人が偉いようにもみえます。
権力を振りかざす世間知らずの勘違い野郎どもは本当に消えていただきたいです。