サンドグリップバー

サンドグリップバーとは、大林組・川熱・朝日工業が共同開発した、PVB樹脂と硅砂を用いた高性能防食鉄筋のこと。PVB樹脂はエポキシ樹脂と比べ伸び率が高いポリビニルブチラール樹脂の事で、それで鉄筋を被膜、さらに周囲に硅砂を付着させる事により、付着応力度を増加させている。価格はエポキシ樹脂と同等以下の価格で作成できる。防食鉄筋は主に塩害による鉄筋の腐食が発生しやすい場所や、凍結防止剤を散布する寒冷地、山岳地に使われている。しかしエポキシ樹脂を用いた防食鉄筋は、曲げ加工や組み立て時の衝撃で樹脂部分が破損しやすい欠点があった。それを解決したのがポリビニルブチラール(PVB)樹脂を用いた防食鉄筋。硅砂を付着させる事により、表面がザラザラに粗く加工され、サンドグリップバーとコンクリートのすべり始めの付着応力度が高い。

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