スネークベルコンとは、掘削土砂を平ベルトで垂直搬送できる運搬装置のことで、最大100mの高さまで、搬送能力は1000t/h以上とされる(従来型は40m、600t/h)。原理的には、垂直方向のベルトはS字を繰り返すスネーク形状(内側と外側)に配し、2枚の平ベルトが土砂を挟み込むことで、土砂を押さえつける力=張力の分力として利用するものである。従来の箱型ベルトコンベヤーでは土砂が箱に付着するため、搬送能力の低下を招いたが、スネークベルコンによる清掃手間が軽減されることで、工事の中断を回避し、コスト削減も見込めるものである。なお、スネークベルコンによって生コンクリートを運べることを実証実験で確認済みである。スネークベルコンは鹿島と日本コンベヤによって開発された。